初めての人にもおすすめな「タイ」は安くて美味しくて、カオスさがクセになる微笑みの国

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2024/08/05

タイの物価は安い?高い?チップは?

image by:John And Penny/Shutterstock.com

東南アジアは物価が安く旅行しやすいというイメージがありますが、近年は一概にそうともいえなくなってきています。タイの物価もエリアによってまちまち。リゾート地などの物価は日本とあまり変わらないこともあります。

例えば宿泊費。旅行の際には必ず必要ない出費ですが、タイの高級といわれるレベルのホテルに宿泊しようとすると2〜3万円を超えることは珍しくありません。中級のホテルであれば5,000円程で宿泊可能ですが、昨今の円安の影響で以前より高くなっているのが現状です。

ただ、外食文化が根付いているタイでは外食費はとても安く抑えられます。ホテルのレストランでディナーをとっても3,000〜4,000円ほどととってもお得。もちろん場所によって価格は異なりますが、地元の人々が利用するようなフードコートであれば一食200円以内で収めることも十分可能な価格設定です。

タイのお金はバーツ!

先述したようにタイの通貨はタイバーツ(通称・バーツ)です。1バーツは4.29円ほどで、バーツより下の単位はサタンと呼ばれます(2024年7月24日時点)。1円より下の単位を使うことのない私たちは少し混乱するかもしれませんが、銭と同等と考えると良いでしょう。

紙幣は1,000バーツが一番大きな単位で、500、100、50、20バーツ札があります。硬貨は6種類。10バーツが一番大きく、5、2、1バーツと続きます。

50サタン硬貨、25サタン硬貨もあり100サタンが1バーツに相当します。サタン硬貨は近年あまり見られなくなっているので、旅行中に使う単位はバーツだけ覚えておけば十分です。

日本以外の海外ではよくあることなのですが、1,000バーツよりも100バーツが便利です。1,000バーツは単位が大きすぎてお釣りがないことが頻繁に発生するので意識しておきましょう。ホテルやデパートで利用するのは問題ありませんが、特に小さなお土産物屋さんやビーチなどでは1,000バーツは使えないことが多いです。

タイにはチップの文化がある

タイは日本と異なりチップの文化があります。海外に行くと「これはチップをあげた方がいいの?」と悩んでしまうことがよくありますが、チップが必要になる場面は主に3つ。覚えておきましょう。

  • ・ホテル
  • ・レストラン
  • ・スパやマッサージ

まずはホテルです。荷物を運んでもらったり、ルームメイクをしてもらったときに50〜100バーツほどをチップとして渡しましょう。ホテルのランクによってチップは異なります。


続いてレストランについて。気軽に入れるカフェであれば20バーツ程度、レストランでディナーを食べた100バーツほどをテーブルに残します。しかし、サービス料が食事代金に含まれている場合はレジでお釣りを少し残す程度でOKです。

そしてスパやマッサージを楽しむのもタイの過ごし方のひとつですが、この際も50〜100バーツほど手渡しましょう。

チップは感謝の気持ちを込めて渡すものなので要求してくる相手に渡す必要はありません。あくまでも良いサービスを受けたときに渡すものと心得ておきましょう。屋台やフードコートなどでのサービスにチップは必要ありませんが、おいしかったときに気持ち程度、お釣りくらいは渡してもいいでしょう。ちなみにチップは日本円でも喜んで受け取ってもらえることもあります。

タイではスコールに注意!服装は長袖必須?

image by:Shutterstock.com

海外を訪れる際に気になるのが、その国の気候ですよね。タイは熱帯モンスーン気候に属しており、一年を通して日差しも強く、かつ湿度も高いのが特徴です。

日本の真夏と良く似た気候で、場所によっては「サウナにいるの?」と思うような蒸し暑さ。日焼け止めサングラスは必須アイテムですが、日焼け止めは汗で流れてしまうほどです。絶対に日焼けをしたくない方は、日傘UVカットのパーカーなどを持って行きましょう。

タイの気候は「乾季」「雨季」「暑季」

タイの気候は「乾季」と「雨季」と「暑季」に分かれており、乾季は11月〜2月ごろ、雨季は6月〜10月ごろ、暑季は3月〜5月ごろです。雨季は毎日夕方になると局地的な大雨に見舞われ、しかも水はけが悪いため、道路が冠水し毎日のように交通渋滞が発生しています。

せっかくの旅行中に渋滞にハマってイライラ…なんてことにもなりかねません。できれば旅行に行くなら雨季は避けたいところですが、そこしか休みが取れない!という場合は計画的に行動しましょう。午前中の早い時間から動き出して観光をし、夕方にはホテルに戻れば大丈夫。スコールは1〜2時間ほどで止むので、その後また遊びに出かけましょう。

暑いけれど必ず長袖を持って行こう

暑い国だからTシャツとノースリーブとショートパンツで大丈夫と、日本の真夏の洋服を持っていってしまうと絶対に後悔することになります。と言うのも、暑い国だからこそ屋内の冷房がとってもきついのです。

デパートやレストラン、ホテルに入っても思わず「寒い!」と声を上げてしまうほど。暑すぎるのも困りますが寒すぎるのも観光や料理に集中できませんよね。必ず脱ぎ着できる薄手の上着ストールなどを持っていきましょう。現地で東南アジア特有の派手な柄物を購入して現地の人々に紛れ込むのもおすすめです。

また、タイ観光のメインとなる寺院を訪れる際にも注意が必要。半袖や足の出ている服装は入場できないことがあります。帽子も取らなければいけません。

服装の規定がある寺院では相応しい服をレンタルできることも多いのですが、このレンタルの洋服は絶対におすすめしません。風通しが悪く冷房のない寺院内では暑くてたまらない上、おそらく(これは筆者の主観ですが)あまり洗濯などはされていません。そのためにもあらかじめ服装には気をつけましょう。

初めてのタイ旅行はここへ行こう!

「ワット・ポー」image by:Shutterstock.com

初めてのタイ旅行、どこへ行けばいいの?と迷ってしまいますよね。初めてだからこそ、タイでは寺院めぐりをおすすめします!リゾート地も美しい景色が広がりますが、まずはタイらしさを感じられる場所へと足を運んでみましょう。

黄金の涅槃像が圧巻のワット・ポー古都アユタヤめぐり、ベタですが観光客らしくゾウに乗ってみたりチャオプラヤ川からライトアップされたワット・アルンを眺めたりするのがおすすめ。バックパッカーの聖地と呼ばれているカオサン通りでタイのナイトライフを楽しむのも良いですね。貴重品には十分気をつけて行動しましょう。

タイは一度訪れるとその緩く流れる時間と人々の信仰心の深さと言うなんとも言えないアンバランスさの虜になる人も多い国。2回目以降、プーケットなどのリゾート地に足を運ぶのがおすすめです。


タイで絶対に買いたいお土産はこれ!

「ソープカービング」image by:Shutterstock.com

タイは観光国ですからお土産も種類豊富。デパートやマーケットなどに足を運んでお土産探しも楽しみましょう。雑貨類は価格が安いのでどんどん購入しても大丈夫ですよ。

色とりどりの石鹸を削ってお花の形にしたソープカービングや眠気覚ましや気分転換に使えるヤードムと呼ばれる嗅ぎ薬、一本は欲しいタイパンツオーガニックのバス用品などの雑貨類に加えて自分のためにスーパーでタイ料理キットなどを購入するのもおすすめです。

レトルト食品も充実しているので旅の余韻に浸りながらお気に入りのタイ料理を自宅で楽しめますよ。蒸し暑いタイでは肌に乗せるとひんやりサラサラになるベビーパウダーなども充実しているので見逃さないようにしましょう。

酸っぱ辛いが癖になるタイ料理

タイの焼きそばともいわれる「パッタイ」image by:Shutterstock.com

日本でもお馴染みになったタイ料理。スパイスのきいた複雑な風味のタイ料理は旅行の大きな楽しみですよね。辛めの味付けのものが多いタイ料理。冷房のきいた店内で、「辛い!」と汗をかきながらタイ料理を食べるのも思い出の一コマになります。

タイはお米と一緒に食べる濃い味付けの料理が主流。色んな種類のカレーや酸っぱくて辛いトムヤムクン、屋台の定番ガパオライス、パクチーのきいたタイの春雨サラダヤムウンセンなど魅力的な料理がたくさん。

ついつい食べすぎてしまいますが、スパイスで汗をかくから大丈夫!と自分を納得させて、好きなだけ楽しみましょう。

今回はどうしても惹きつけられてしまう国、タイについてご紹介しました。初めてのタイ旅行の参考にしていただければと思います。観光国でありながらローカルな暮らしも残っている絶妙なバランスのタイは本当に面白い国です。

初めての一人旅にもおすすめのタイ、ぜひ旅行の候補に加えてくださいね。

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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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