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京都通ならおさえておきたい、京都府の珍しい仏像3選

KYOTO SIDE
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2019/06/14

仏像の宝庫・京都で、一度見たらずっと心から離れない選りすぐり仏像をご紹介します!

本当に1000の手を持ち、昼夜顔が変わる!?平安時代の千手観音

十一面千手千眼観世音菩薩立像(重文)@京田辺市「寿宝寺」

十一面千手千眼観音はすべての人々の苦しみを眼で見て、その手で救おうとする姿を現した仏像。

一般的な千手観音は手が42本のところ、寿宝寺の本尊・千手観音は珍しく手が1000本!!大阪・葛井寺、奈良・唐招提寺の千手観音と並び日本3大名作として有名です。

高さ181cm、頭上には11の顔を、左右にはそれぞれ500の手を持ち、小さな手が幾重にも重なり扇のように広がる様は見事!1本の木から掘った「一木造」の仏像だということにも驚きます。

また、1000の手にはそれぞれ眼が描かれていたそうで、現在でもわずかながら残っているので見ることができます。

もとは周辺にあった佐牙(さが)神社の神宮寺だった恵日寺(現在は廃寺)で祀られていた千手観音。

明治の廃仏毀釈による合併で150年ほど前、五大明王2体、降三世明王と金剛夜叉明王(いずれも平安時代作)とともに寿宝寺へ移されました。平成9年より寿宝寺の収蔵庫に祀られています。

さらにこちらの千手観音は、先々代の住職の頃から、昼夜で表情が変わる不思議な仏像としても地元で親しまれるようになったそうです。ろうそくの灯りで夜は優しく女性的に見え、

昼は眼がキリッとつり上がり男性的な印象。唇の鮮やかな赤やヒゲが浮かび上がってくる様は一瞬のことながら、たいへん神秘的な光景でした。


拝観時にご住職が照明を切り替えてくださり、昼と夜の両方のお姿を見せてくれますよ。

寿宝寺のある南山城エリアでは、木津川沿いの古寺に十一面観音が点在しており、十一面観音巡礼ができます。国宝も目白押しなので、ぜひ併せて訪ねてみましょう!

寿宝寺 DATA  /創建 慶雲元(704)年/宗派 高野山真言宗/山号 開運山

  • 寿宝寺(じゅほうじ)
  • 京都府京田辺市三山木塔ノ島20
  • 0774-65-3422(要予約)
  • JRまたは近鉄「三山木」駅から徒歩5分
  • 300円
  • 9:00~16:00

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