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海外の当たり前が通じない?外国人が思うニッポンの不思議

坂本 正敬
坂本 正敬
2019/07/13

出社時間をアバウトにしてはいけない/インド、ネパール、カナダ出身

続いては、日本のワークスタイルについて外国人が不思議に思ったこと。日本に繰り返し訪れた、あるいは長期滞在した経験のある複数の外国人が同じ意見を口にしていました。

image by:Shutterstock.com

日本の会社は出社時間とか仕事の締め切りにはとても厳しいのに、退社時間はきっちりと守られない。ちょっと矛盾していると思いました。(インド出身・30代)

電車が遅れていても遅刻をしないように会社へ行っている。始業時間を守っていることに少し驚きました。ネパールでは「ネパリタイム」という言葉があるほど、待ち合わせ時間に遅れることも普通にあります。(ネパール出身・40代)

カナダでは出社時間が決まっていますが、みんな結構遅れてくることが多いですね。でも日本では例えば出社が9時と言われたらきっちり9時までに出ないと、白い目で見られる。(カナダ出身・30代)

日本では基本的に業務の締め切り、出社時間などを厳守しなければならないため、窮屈に感じたことがあるそう。

image by:Yulia Grigoryeva / Shutterstock.com

確かに筆者にも似たような経験があります。カナダに何人かの日本人ライターとプレスツアーで訪れたとき、別の国のメディアチームと親睦会の一環で、各国対抗のクイズゲームに挑戦しました。

各国のメディアチームの取材力が問われる余興で、質問表に記載された問題の答えを、ホテルの会場に設けられた各ブースを周って、質問しながら探り当てていくような内容です。

ゲームが始まると、筆者を含めた日本チームは律義に答えを集めようとブースを周り始めます。最初のうちは海外のチーム(フランス、アメリカ、メキシコ、カナダなど)も楽しそうに動いていたのですが、いくつか回答を聞き出すと世間話を始め、「どうせ余興だから、またディナーで会おう」と、主催者に断りもせず自分たちの部屋に帰ってしまいました。

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最後まで義理堅く会場に残って、質問票に掲載された問題の答えを全て埋めたチームは、日本勢だけでした。

締め切りや出社時間の厳守もきっと根っこは一緒で、与えられたルールは守らなければ駄目だと、日本人は堅苦しく考えすぎる傾向があるのかもしれません。せめて海外旅行のときは、そうした発想から緩やかに抜け出せるといいですね。

翻訳家/ライター。1979年東京生まれ、埼玉育ち、富山県在住。成城大学文芸学部芸術学科卒。国内外の紙媒体、WEB媒体に日本語と英語で執筆する。 主な訳書に『クールジャパン一般常識』(クールジャパン講師会)。

海外の当たり前が通じない?外国人が思うニッポンの不思議
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