嘘でしょ…まさか逆の意味?海外で日本人がやりがちなNG行動
日本と意味が真逆?うなずくと「NO」の意味になる国
今度は日本と同じジェスチャーなのに、「イエス」と「ノー」が全く逆に伝わるケースをまとめてみましょう。
先述した通り、日本のイエスといえば、首を縦に振る動作が一般的だと思います。しかし、一部の国では首を縦にふるとノーを意味するケースも少なくありません。
ノーのときは首を「縦」にふる/アルバニア、スリランカ、ギリシャ、イランなど
アルバニアやスリランカでは、「首を縦に振る」と否定を意味するという話が一部にあります。
早速、確かめてみると、アルバニアやスリランカだけでなく、ギリシャ、イラン、トルコ、イタリアのシチリア島で、「首を縦に振る」=「ノー」を意味するとわかりました。
イエスのときは首を「横」に振る/ブルガリア
例えば、ブルガリアのジェスチャーについて書かれた米大手トラベルサイト『Tripsavvy』の「Nonverbal Communication: Yes and No in Bulgaria」という記事を見ると、
<the custom of nodding for “no” and shaking from side-to-side for “yes” persists in Bulgaria to the present day>(Tripsavvyより引用)
と書かれています。
引用文の意味は「『ノー』でうなづき、『イエス』で首を横に振る習慣はブルガリアに残っていて、今日にも通じます」といった感じです。
思えば、ギリシャもブルガリアもトルコもエーゲ海に面した国で、アルバニアもギリシャと国境をともにしていて、オトラント海峡を挟めば、イタリア南部と地理的に「近所」に位置します。
イタリアがブーツの形だとすれば、シチリア島もそのつま先に浮かぶ巨大な島ですから、イタリア南部のひとつです。基本的にギリシャ周辺の国々には、「イエス」で首を横に振り、「ノー」で首を縦に振る文化があるみたいですね。
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