北アルプスの絶景を独り占め。日本一の高所にある「みくりが池温泉」
相部屋もある登山者の拠点のような温泉宿
みくりが池温泉は、立山の地獄谷という珍しい場所にある、日本最高所に位置する温泉だと紹介しました。では、宿そのものはどういった感じなのでしょうか。
まず、最大の特徴は相部屋の存在。いまでもバックパッカー向けの宿などは、相部屋がありますが、登山者の利用を前提としたみくりが池温泉も全28室の中に6室、相部屋が含まれています。相部屋は、三密を防ぐ対策を実施。
畳の大部屋がカーテンだけで区切られた大部屋もあれば、一人ひとりにベッドが用意された相部屋まで、バリエーションは豊富。
時期によっては富山県内の小学生たちが学校行事として、立山登山のために泊まる場合もあると、みくりが池温泉の伊藤さんが教えてくれました。
もちろん、個室も22部屋あり、6畳の和室が最大6名まで宿泊可能となっています。6名で泊まると、1名1畳の計算になるため、雑魚寝といった感じです。
そのため、新型コロナウイルス感染症の対策として宿の再開後は、個室に利用者数の制限をかける予定だといいます。
お風呂については、男女別の展望風呂が一つずつ用意されています。白く濁った、硫黄の香りがする、加水、加温、循環もない源泉かけ流しの温泉です。
逆に個別のシャワーやお風呂がありませんが、朝8~9時の清掃の時間以外は、いつでも入浴が楽しめます。
朝の早い登山者の多い宿ですから、利用者には助かるサービス。ちなみに登山で早朝に出たい場合は、朝食の代わりにお弁当を用意してもらえます。そのあたりのかゆい所に手が届くサービスは、登山者にとってもうれしいですよね。
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