Hなものもアリ!?外国人が驚いた、日本の「自動販売機」たち
ICカードやアプリを使って購入できる/中国出身
「日本の自動販売機は、ICカードやアプリで買えるのが便利!」(中国出身)
2000年代に入り、SuicaやPASMOといった交通系電子マネーで購入できる自動販売機が登場しました。さらにここ数年でやアプリ決済が急速に普及し、キャッシュレスの波が一気に押し寄せてきています。
ちなみに、2019年5月にMMD研究所が調べた「キャッシュレスウィークとキャッシュレス利用に関する調査」では、キャッシュレス派が現金を利用する場面で最も多かったのが「自動販売機」でした。
逆に現金派がキャッシュレス決済を最も多く利用するのは「交通電子マネー」という結果が出ています。自動販売機こそ、キャッシュレスの担い手といっても過言ではないでしょう。
アプリを使えば無料で商品をゲット/韓国出身
アプリ決済の魅力は、現金では得られないお得なサービスを受けられること。韓国出身の男性は、「acure pass(アキュアパス)」を活用しているそうで、アプリの使用感を教えてくれました。
「アプリを利用して買ったらポイントが貯まって無料でドリンクをゲットすることができます!アプリ上のイベントに参加しても無料でもらえるし、本当にお得で便利だと思いました」(韓国出身)
この「acure pass」とは、JR東日本の駅構内に設置される「アキュア」の「イノベーション自販機」に連動するスマートフォンアプリです。
アプリで購入した商品を通勤や通学で利用する駅の自動販売機で受け取ったり、アプリ上でまとめ買いや定期購入も可能。
さらに利用するとポイントが付与され、獲得したポイントは商品に交換したりキャンペーンに応募することができます。まだまだお得で便利な機能がたくさん。まさにイノベーションを誇る自販機の新しいサービスです。
実はほかにもある自動販売機専用アプリ。
キリンビバレッジの「Tappiness(タピネス)」や、ダイドーの「Smile STAND」、サントリー「GREEN+」、コカ・コーラ「Coke ON」なども、アプリ購入やポイント付与が得られるうれしいサービスです。気になるアプリがあれば、ぜひこの機会に活用してみてくださいね。
今回は日本に住む外国人の方々に、国内外の「自動販売機」についてたくさん伺いました。
コロナ渦のいま、アメリカではすでに「新型コロナ検査キット」の自動販売機も登場したり、日本でもダイドードリンコが足で商品選択ボタンの操作ができる「足操作自動販売機」の実証実験を開始しています。
自販機の「非対面」「非接触」の特性は、いまの私たちの生活に不可欠なもの。今後のさらなる進化に期待したいところですね。
- 参考:産経新聞,AFP,江崎グリコ公式サイト,DyDo公式サイト,三菱電機ITソリューションズ株式会社,流通ニュース,MMD研究所,だし職人公式サイト
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