楽しい体験を通じて宇治を学ぶ「お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな」オープン!
宇治の歴史と伝統にちなんだ体験プログラムを日替わりで
こちらの施設の大きな目玉の一つと言えるのが「体験プログラム」です!
宇治の歴史や伝統工芸にまつわるモノやコトが体験可能、20近い外部事業者さんが参画しているそうで、1日8コマ、毎日それぞれ異なるプログラムが体験できるようにスケジューリングされるというから驚きです。
「訪れたかたに宇治の魅力を知ってもらうのと同時に、宇治で事業を展開する方々がこのプログラムに参画、協力することで認知度アップや販路拡大にも繋がる」と中畑さん。まさにネーミングの通り「つなぐ」が体現されているというわけですね。
実際にチャレンジ!お抹茶体験
というわけで、私もトライさせていただきました!お抹茶体験。
京都の寺社仏閣などで庭園を鑑賞しながらお抹茶をいただくことはもちろん体験したことがありますが、自分でお茶を点てるというのは初めて。ドキドキワクワクのお抹茶体験の始まり〜。
通常は、お茶碗は選べませんが、今回は取材ということで特別にお茶碗を選ばせていただきました。写真映えするお花柄の器に決定!
体験プログラムは2つの体験ルームで開催され、すべて1コマ1時間程度の内容になっているそうです。お抹茶体験では、先生の見本を一通り見ながら手順を把握し、まずは先生のお点前をいただきます。そして二服目を自分でチャレンジ!という流れ。
お茶の葉を臼で挽くところから体験できるんですが、これが結構重い。お茶の葉っぱを少しずつ入れていき、反時計回りに回すと石に擦れて挽かれたお茶が下から出てくるという構造。
一秒に一回転くらいのスピードで15分ほどするとお抹茶一杯分程度(2~3g)のお茶が挽けるんですが、筋力にはまあまあ自信のある私でも、一周するだけでも結構な力が要ります。筋肉痛必至。心してお試しあれ(笑)。
次に、なつめ(抹茶の粉を入れる容器)から茶杓でお抹茶を掬い茶碗に移します。お湯を注ぎ、茶筅を使い、いざ!
「脇を締めて手首のスナップを効かせてシャカシャカシャカと川の字を描くように」「左手はL字型に」「きめ細やかな泡が立てばOK」「最後は一周お抹茶の表面にののじを書いて茶筅をトンと置く」と先生が点て方を教えてくださいますので、初めてのかたでも安心です。もちろんピシッと叱られることもありませんのでご心配なく。
では、自分で点てた初めてのお点前をいただきます!
正面の絵柄が少しずれるように二回手前に動かし、まさしく「お抹茶をいただきます」という感謝の気持ちを込めて、最後までしっかりといただくのが礼儀なのだとか。
粉っぽい場合は点て方が甘い証拠だそうですが、全く粉っぽい感じはなく、綺麗に点てられたのではないかと得意の自画自賛。
お抹茶体験では、宇治の和菓子屋さんの美味しい生菓子も一緒にいただけますよ。
初めてのお抹茶体験でしたが、なんだか背筋がシャンとする感じがしました。ぶくぶくというお湯を注ぐ音や、シャカシャカシャカという茶筅の音が耳に心地よく、心が落ち着きました。
もちろんご自身で体験されることをオススメしますが、「茶づな」さんのFacebookページに音にちなんだ動画シリーズがあり、こちらの音を聞くことができますので、そちらもチェックしてみてください!