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冬こそ楽しい京都旅!銭湯に禅、グルメも堪能できるおすすめスポット6選

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2022/02/19

建物や仏像、あらゆる様式が中国式の寺院「萬福寺」

黄檗宗(おうばくしゅう)は、日本三禅宗のひとつ。江戸時代であり1661(寛文元)年に開創され、中国の明から来日した隠元(いんげん)禅師を開祖とする宗派です。

京都・宇治 黄檗宗大本山の萬福寺image by:そうだ 京都、行こう。

その大本山が、「黄檗山萬福寺(まんぷくじ)」で、京都府南部の宇治市にあります。

萬福寺の弥勒菩薩(布袋)坐像。mage by:シカマアキ

萬福寺は、建物、仏像、儀式作法、精進料理などあらゆる様式が中国風であり、日本の一般的な寺院とはあらゆる面で異なります。

読経も、黄檗唐韻(中国から伝わった当時の発音)で発し、明朝時代の梵唄が継承されています。

萬福寺の回廊。image by:シカマアキ

境内にある伽藍の配置や堂舎は明朝様式で造られ、左右対称に配置されてそれぞれ回廊で結ばれています。これまで焼失などを免れ、主要23棟の建物や回廊が国指定重要文化財です。上空から見ると伽藍で「龍」を表すといわれます。

萬福寺の開ぱん(ぱんは木へんに邦)は木魚の原型といわれる。image by:シカマアキ

特に見どころなのは、天王殿にある中国式の四天王や弥勒菩薩(布袋)坐像、扉に彫られた「桃符」という飾りなど。

中国様式の寺院がこの規模で、日本国内で体験できる唯一の場所といっても過言ではありません。

萬福寺では、現在も黄檗宗の禅専門道場であるとともに、企業や学校、個人向けの坐禅や写経、食事作法など「禅修行体験」も実施しています。

堂内で見られる「桃」image by:シカマアキ

ちなみに、隠元禅師が中国から日本へ持ち込んだといわれるインゲン豆のほか、タケノコスイカレンコンなども、隠元禅師が伝えたとされます。


また、中国風の精進料理「普茶料理」を伝えたのも隠元禅師であり、萬福寺で味わうこともできます(事前予約制)。

  • 黄檗宗大本山 萬福寺
  • 京都府宇治市五ヶ庄三番割34
  • 9:00~17:00(受付16:30まで)
  • 拝観料:大人500円、中学生300円、小学生300円
  • 公式サイト

曹洞宗で日本最古の道場!人気フォトスポット「興聖寺」

興聖寺の山門と琴坂。image by:シカマアキ

宇治にある「興聖寺(こうしょうじ)」は、曹洞宗を開いた道元禅師の初開道場。その発祥は1233(天福元)年にさかのぼり、現在日本国内に1万4000以上ある曹洞宗で最古の道場です。後年に紆余曲折を経て、1645(正保2)年に再興されました。

興聖寺の境内。image by:シカマアキ

見どころのひとつが、法堂(はっとう)です。関ヶ原の戦い直前に落城した伏見城から移築された天井には、血痕が残されています。

城主だった鳥居元忠らが自害した際の血が付いた床板を天井板として使っており、「血天井」と呼ばれます。

興聖寺 聖観音菩薩立像(手習観音)image by:シカマアキ

宝物殿には、聖観音菩薩立像が祀られています。宇治が舞台の『源氏物語』宇治十帖の「手習の杜」に祀られていたとされることから、手習観音と呼ばれます。

そのほか、淀城主で寺に寄進を続けた永井尚政の木像、道元禅師坐像、修行僧が坐禅や寝起き、食事などを行う僧堂などがあります。

宇治抹茶お香づくりimage by:そうだ 京都、行こう。

興聖寺では、一般向けに坐禅や写経などのほか、宇治抹茶のお香づくり(※)も体験できます。また参道である「琴坂」は新緑や紅葉の名所として知られる、宇治随一の写真撮影スポットです。

  • 曹洞宗仏徳山 興聖寺
  • 京都府宇治市宇治山田27-1
  • 入山献香料:500円
  • 開門時間:夜明けから日没まで(おおよそ5:00~17:00)
  • 公式サイト「ととのう京都」現地体験プラン詳細ページ
  • ※宇治抹茶お香づくりは、2022年3月12日(土)、13日(日)実施。1人7,500円(お土産付き) 4日前までに要予約。問い合わせは、ジェイアール東海ツアーズ ぷらっと旅・コールセンター(03-6860-1080)

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