男性のシンボルにジャガイモまで!?世界にあるユニークな「博物館」5選
国内外を問わず、旅の目的地のひとつに博物館や美術館があるのではないでしょうか。世界的に有名な美術館や博物館があれば、その街に訪れた際には足を運びたくなりますよね。
博物館や美術館と一口にいっても、「ルーブル美術館」や「大英博物館」のように世界的な知名度を誇る場所もあれば、そのユニークさを売りにしている珍しい施設もあります。
そこで今回は、世界各地にあるちょっと(どころかかなり)変わった博物館をピックアップしてみました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
ジャガイモ博物館/アメリカ
まずは、アメリカの北西部にある個性的な博物館についてご紹介します。ロッキー山脈の西側、農業州として有名な州としてアイダホがあります。アイダホといえば何を思い浮かべますか?もしかすると「アイダホ・ポテト」ではないでしょうか。
かつて、アメリカの元大統領のトランプさんと、安倍晋三元首相が日本で会食した際に、東京・六本木の高級炉端焼き店でジャガイモが出てきたそう。そのジャガイモが、アイダホ産だったと報じられていました。
平凡社の『世界大百科事典』でアイダホを調べると、
<アイダホ・ポテトとして日本でも名高いジャガイモ>(『世界大百科事典』より引用)
と、ジャガイモについての記述もあります。全米でもトップクラスの生産量を誇るジャガイモの一大産地なのですね。
そんなアイダホだからでしょうか。アメリカのアイダホ州には「ジャガイモ博物館(Idaho Potato Museum)」があります。鉄道の発着所として建てられた建造物を再利用した博物館で、1988年に創立されました。
ジャガイモの歴史から始まって、農家がどのように畑を耕し、ジャガイモを栽培して収穫してきたか。解説パネルや実物の農具などの展示を通じて教えてくれる場所です。
博物館には、ジャガイモ研究所もあり、アイダホ・ポテトの発展に関するショートムービーもあります。ジャガイモせっけんなどを扱うショップ、各種のジャガイモ料理を食べさせてくれるカフェもあれば、世界一の規模を誇るといわれるマッシャー(ジャガイモをつぶす台所用品)のコレクションも展示。
最新の情報には記載が見つからなかったので、記録更新の可能性もありますが、1991年にはギネス世界記録にも登録された「世界一大きな」ポテトチップス(プリングルス)の展示もあるのだとか。
ジャガイモ好きにはたまらない博物館。アメリカ西部の旅行の際には、立ち寄りたいスポットですね。