衝撃の「ビキニ」が日本へ上陸。世界に革命をもたらした水着の歴史とトレンド

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2022/08/20

明治時代に大きな変化を遂げる水着

明治時代の海水浴を描いた錦絵。宮川春汀画『美人十二ヶ月』(1898年)より「其七 海水浴」image by:Metropolitan Museum of Art, CC0, via Wikimedia Commons

ふんどしを履き続ける男子も確認できるなかで、次いで、明治20年代半ば~30年代に湘南海岸一帯で海水浴が盛んになると、いわゆる「しま馬スタイル」が登場します。

ひざ丈の半袖ワンピース型で、2色のボーダーニットの水着です。上に掲載した錦絵を見ても、しま柄の水着を男女が着用している様子が見て取れます。

image by:Library of Congress(Genthe Collection
image by:Library of Congress(Genthe Collection
image by:Library of Congress(Genthe Collection

その「しま馬スタイル」のトレンドは大正時代まで続きます。

海水浴。1915年日本髪の女性が着る水着、帽子を被る女性の水着はシュミーズ型か。image by:Bain News Service, publisher, Public domain, via Wikimedia Commons

一方で、黒いシュミーズ(女性用下着の一種で肌にまとい胸からももまでを覆う)型の水着、ランニング・シャツ型の水着など、新たなバリエーションもどんどん展開されていきました。

1912年の消印があるアメリカのポストカード。image by:出版社や著者のリストはありません, パブリック ドメイン, via Wikimedia Commons

20世紀に入ってからも、ヨーロッパでは水着の進化が続きます。

袖なしのシャツにひざ丈のキュロット(半ズボン)、あるいは短袖のチュニック(筒形のシルエットで腰からひざあたりまでの丈の衣服)に靴下といったスタイルが生まれました。

その後、1920年代に入ると日焼けの大流行も手伝って水着は縮小化し、肌の露出が増えていきます。


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