世界でもっとも天体観測に適したハワイ島「マウナ・ケア火山」への絶景旅

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2023/03/01

 

「オニヅカ・ビジターセンター」で体を慣らそう

image by:Shutterstock.com

マウナ・ケア山頂を目指す人が必ず立ち寄らなければならない場所が、中腹にある「オニヅカ・ビジターセンター」です。

標高2,800メートルの場所にある施設で、ここから先に登れる車両であるかのチェックが行われたり、高所に体を慣らすために必ず立ち寄る場所と決められています。

マウナ・ケア山についての資料や天文台に関する映像なども見ることができるので、こちらで一休みしながら山について知るのも山頂をより楽しむコツですよ。

ちなみに午後6時〜10時までの間に訪れると、ボランティアの方が無料で天体や星空の説明をしてくれるプログラムも。

休憩中にぜひ見て欲しいのが、絶滅危惧種に指定されている高山植物の「銀剣草」です。銀色に輝く不思議な植物が見られるのはヒマラヤとハレアカラ、そしてこのマウナ・ケア山のみです。

山頂付近は別世界のよう

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オニヅカ・ビジターセンターから山頂までは約13キロの道のり。ここから先は4WDの車でなければ登ることはできず、ゴツゴツとした道がしばらく続きます。車に酔いやすい方は酔い止めの服用をお忘れなく。

山頂付近は大きな岩がゴロゴロと転がる異世界のような風景が広がります。水のない惑星はこんな感じなのかな?とまるで映画の世界にでも迷い込んだかのような気分になること間違いなし。しばらく走ると、視界にいくつもの天文台が見えてきますよ。

冬に訪れると常夏のハワイで雪が見られることも!ちなみに「マウナ・ケア」とは、ハワイ語で「白い山」を意味する言葉です。

マウナ・ケア山には雪の女神「ポリアフ」が住むともいわれています。日本の山岳信仰と少し似ているかもしれませんね。


雪はあってもなくても、山頂はとても寒くなるので防寒具を身につけて「サンセット」「サンライズ」、そして「星空」を楽しみましょう。

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マウナ・ケア山頂の星空はまさに一級品。360度星空が楽しめ、地に足を着けていることを忘れ宇宙に浮かんでいるかのような体験ができます。

周囲に灯りがないため、普段は肉眼で見ることのできない小さな星まで見えるので、まずは星の多さに驚きます。

夜空についてはガイドさんが丁寧に説明してくれるので、天の川はもちろん、日本では石垣島周辺でしか見られない南十字星もはっきり明るく見えます。

天体観測が好きな方は一生に一度は足を運びたいマウナ・ケア山頂。星空から徐々に明るくなるサンライズの様子や、オレンジ色の空が紺色へ変わって行く様子が美しいサンセットもお見逃しなく。

宇宙にいるような体験ができるマウナ・ケア火山

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今回は満天の星空を満喫できる、地球上でもっとも宇宙に近い場所マウナ・ケア山をご紹介しました。

天体観測が好きな方はもちろん、ロマンティックな体験をしたい方にもおすすめのマウナ・ケア山。オアフ島でショッピングもいいですが、少し足を伸ばして大自然を楽しめるハワイ島へも出かけてみませんか。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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