日本を見習いたい…外国人がつくづく思う「日本の社会のいいところ」
英語圏の大手コミュニティサイト『reddit』には、日本人の知らない日本のイメージがたくさん集まっています。例えば「日本の本当に素晴らしい点は?」という質問に、100を超える意見が寄せられていたり。
そこで今回は、筆者の知り合いからも言われた経験のある内容を中心に、海外の人が感じる日本の優れた点・見習うべき点をまとめてみました。
落ちた財布が届く社会
最初は、社会全体について。皆さんは、日本に暮らしていて、財布を拾って警察に届けた経験がありますか?逆に、落とした財布が警察に届いていて、警察から連絡が来た経験はありますか?
筆者の場合、後者は一度もありませんが、前者なら数回あります。この落ちた財布が届く社会を日本の優れた点・見習うべき点だと考える海外の人の意見が『reddit』上に見られました。
“Creating a society in which people have a reasonable chance to recover lost valuable”
日本語にすると「紛失した貴重品を見付けられる可能性が高い社会づくり」といった感じでしょうか。この「落とした財布が届く」という話は筆者も、外国の友人・知人から何度か言われた経験があります。
もちろん、公平に言えば、財布が戻ってくる国は日本だけではありません。北欧などの国々も財布がしっかり戻ってくるようです。
40カ国355都市(日本は入っていない)で大規模な実験を行った『Civic honesty around the globe』という研究によると、財布が届け出られる確率は世界平均40%(お金が入っている財布なら51%)だと言います。
その中で、上から順に、スイス、ノルウェー、オランダ、デンマーク、スウェーデンがトップ5で届け出が期待できる国(いずれも、お金が入った財布なら70%を超える届け出率)。
逆に、下から順に、中国、モロッコ、ペルー、カザフスタン、ケニヤがワースト5で届け出が期待できない国(いずれも、お金が入った財布の届け出率は10%代~20%前後)となっています。
このランキングに日本は、どのくらいの順位で入るのでしょうか。外国人が褒めてくれるくらいなのですから、そこそこ上位に行く気もしますが、日本を含めた再調査を期待したいですね。