日本を見習いたい…外国人がつくづく思う「日本の社会のいいところ」
「kawaii」を中心とするポップカルチャー
このところ、海外取材中に日本語で話し掛けられる機会が増えてきた気がします。「アリガト」「アリガトゴザイマス」「コンニチハ」「オイシイー」といったレベルの初歩的な言葉ながら、日本に対する関心の高まりを感じます。
その話で言えば「カワイイ」の言葉も盛んに耳にします。今年行った海外取材だけでも、ベトナムの若者に言われたり、飛行機で隣り合ったノルウェー人から言われたり、フランスのボルドーで年配の女性に言われたり、ドイツ取材で街歩きのガイドに言われたりしました。
ドイツの村で、海外のジャーナリストたちと一緒に手工芸品を取材している時も、同行したイタリア人から「(工芸品が)Kawaii」と笑顔で言われました。
もちろん「kawaii」の単語そのものだけが認知されているのではありません。「kawaii」をベースにする日本のポップカルチャー全体が、一定の敬意をもって認知されているらしいのです。『reddit』でも「日本の優れた点」として、
“Kawaii!”
が挙げられていました。グローバル化の進展と市場原理の浸透で(あくまでも個人的な感想ですが)各国・各都市がどんどん似通ってきている(ように見える)今日このごろ。
だからこそ「kawaii」を含む日本の独特さは、諸外国の人々に興味深く受け入れられている様子です。その意味で日本人は「ガラパゴス」などと自虐的になるのではなく、自分たちの変わった部分を、どんどん突き詰めていった方が、かえって世界から面白がられるのかもしれません。
以上が、海外のコミュニティサイドで見付けた、外国人が考える日本の美点・見習いたい部分でした。まだまだ他にも意見はたくさんあります。ぜひ、皆さんでも調べてみてくださいね。
- 【参考】
- What are the things that Japan does really, really well? – reddit
- 無くした財布が戻る確率、中の現金が多いほど高い 世界規模で調査 – AFP
- Civic honesty around the globe – Science
- 平均寿命と健康寿命 – e-ヘルスネット
- 世界の健康寿命 – 長寿科学振興財団
- 議事録 第2回平成27年2月25日
- グローバル化と文化の多様性―昔話の事例から―
- ごみ焼却施設が断トツに多い日本の不名誉 分別で家庭の生ごみ資源化を 井出留美の「食品ロスの処方箋」【4】 – 朝日新聞SDGs ACTION!
- シニアの社会活動参加、諸外国に比べて日本はどう? – 日本SPセンター
- 散乱実態調査(2016年度) – 食品容器環境美化協会
- ボランティア清掃活動等に係る自治体調査2022(アダプト・プログラム実施自治体を除く) – 食品容器環境美化協会
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