覆面係員に抜き打ちチェック…スイスの交通機関は難点だらけ?
日本では電車に乗る際、先に切符を購入したり、最近ではSuica(スイカ)などのプリペイドカード式を使用するのが、主流のようですね。電車を乗るためには、乗車前に乗車券を改札に通さないといけないわけですが…。
でも実はスイスでは、日本のような改札がありません。そもそもスイス国鉄(SBB)では、主要駅でなければ駅員や窓口などもなく、チケットはホームにある自販機や、アプリなどから事前購入し乗車します。私もアプリでチケット購入をすることが多くなりました。
SBBの職員がスマホをかざしてバーコードを読み取ると、登録した際の私の個人情報も読み取れるようになっているらしい。
電車やバスなどの交通費が高いスイスですが、私は半額になる年間パスを購入しているので、これをアプリ内に登録して乗車券を購入します。
私が主に利用しているのは、チューリッヒ州内の電車やバス。日本のように「××駅から〇〇駅までいくら」という価格設定ではなく、チューリッヒ州を区分けしたゾーン制で、通過するゾーンによって運賃が決まります。
乗車前に乗車券のチェックがなければ、お金を払わずに乗車する人もたくさんいるんじゃないかと思われますが…。抜き打ちで乗車券チェックの人が、やってくるのです。
鉄道会社の制服を着た係員がチェックすることもあれば、私服の覆面係員がやってくることも。「そこ、覆面にする意味あんの?」といった感じですが…。
まるで水戸黄門の紋所のように鉄道会社(SBB)の社員証を突き出し、「乗車券を拝見します」といって来る私服係員。すると「ただのおじいさんかと思ったらSBBの人だった」という事態に遭遇することもしばしば。では、もし係員がチェックしたときに、乗車券を買っていなかった場合、どうなるのでしょうか?
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