旅するだけで1万円ゲット!全国旅行支援と一緒に利用したい超お得な手段とは?

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2023/02/19

「Go To トラベル」に次ぐ、観光振興事業である「全国旅行支援」がスタートし、2023年3月末まで延長。さらに「4月以降も各県の予算消化具合により継続も実施できる」と同年2月17日に斉藤国土交通大臣が発言し、現在継続に向け調整中となっています(終期は都道府県の予算達成により異なる)。

2023年1月10日からは、旅行代金が最大20%オフに加え、地域の飲食店などで利用可能なクーポンが最大2,000円(一人あたり)が付与されます。

各国内観光地への観光客誘致だけでなく、地域の活性化、そして新しい旅への一歩でもあるキャンペーンです。

しかしながら、前回(2022年12月27日まで)の全国旅行支援は、旅行代金が40%オフ&クーポンが一人あたり最大3,000円であったため、割引率が変更となり、「結局どうなったの?」「地域クーポンはないの?」という疑問の声も少なくありませんでした。筆者も戸惑ってしまったひとりです。

そこで今回は筆者が2022年2月、実際に全国旅行支援を利用して訪れた青森県への旅行をもとに、全国旅行支援を使いつつさらにお得になるキャンペーンについての活用方法もご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

いまだけ!「大館能代空港」を利用すると最大1万円のキャッシュバック!

「大館能代空港」image by:photoAC

まず、前提として筆者は今回、旅行先として秋田県の「大館能代空港」を使用した「東北地方」と決めていました。秋田県へ行くとなると、関東圏の人は新幹線やバス、飛行機なら秋田市にある秋田空港への発着を思い浮かべるかもしれません。

なぜ大館能代空港を旅のスタート地点に決めたかというと、現在「空の旅」の第2弾として最大1万円キャッシュバックキャンペーンを実施中だから。かなりお得なキャンペーンですが、対象期間は2022年8月22日〜2023年2月28(火)までなので、皆さんご注意ください。

「大館能代空港」へ向かう途中の雪景色!image by:石黒まり花

キャンペーン内容は、大館能代空港を利用する際に一定の条件を満たしていると、片道5,000円往復1万円のキャシュバックがあるというもの。約70分の空の旅ですが、かなりお得に秋田へ上陸できます。

大館能代空港というと、大館市にある「秋田犬会館」や「秋田犬保存会」へのアクセスにも便利で、超絶秋田犬推しの空港です。キャッシュバックキャンペーンはもちろん魅力的ですが、あの超絶キュートな秋田犬のみなさんに会えるなんて…!


そんな下心満載で、今回の行き先は決定。もはや秋田犬との出会いがこの度最大のメインイベントですが、そんな秋田旅編はまた後日ご紹介しますね。

  • 大館能代空港「空の旅」キャッシュバックキャンペーン第2弾
  • 羽田空港〜大館能代空港
  • 片道最大5,000円、往復最大1万円のキャッシュバック
  • 対象期間:開催中〜2023年2月28(火)
  • 公式サイト

大館能代空港から、青森県「弘前」へ

「大館能代空港」の荷物受け取りレーンへ。そこには足跡が…!秋田犬様おるんか…?image by:石黒まり花

筆者の場合、秋田県に宿泊する前に、まだ未到達の青森県へ上陸するプランを立てました。せっかくなら東北のローカル線やJR路線に乗って、雪景色を楽しむ旅を満喫したかったのです。

今回の出発地点は、前述の通り大館能代空港。そこからリムジンバスへ乗り、JR「鷹ノ巣駅」まで行きます。運賃は大人290円で、乗車前の予約は不要。降車する際に料金を支払うシステムです。

このリムジンバスのありがたいポイントが、飛行機の発着時間にあわせて運行しているということ。

犬様たちの「いぐきたな」「ようこそ」「Welcome!」image by:石黒まり花

筆者が訪れたときは、雪の影響で飛行機が出発しても条件付き運行の予定でした。運良く羽田まで戻ることもなく無事に着陸できたのですが、出発も到着も遅れていたため、慣れない東北への旅は正直かなり焦ったのが事実です。

それでもリムジンバスは到着時刻に合わせて運行しているので、預け入れた荷物を受け取って、バス乗り場に向かっても間に合いました(※航空便運休の際はリムジンバスも運休)。

「リムジンバス」には、秋田犬様のパピー(仔犬様)がいるではないですか…!image by:石黒まり花

早速、秋田犬様があしらわれたリムジンバスへ乗車。運転手さんに行き先を聞かれたときは目的地を伝えておくとスムーズですよ。あと荷物はバスの前方にスペースが設けられているので、そこに置くと安心です。

最初の目的地は青森県の弘前市としていたので、空港からバスで約20分の位置にあるJR鷹ノ巣駅へ。

こちらのリムジンバスは、秋田県の「大館駅前」までつながっているので、「秋田犬会館」や「秋田犬保存会」へ向かう人は、そのまま乗車しておきましょう。大館能代空港から大館駅前までは、運賃が大人940円です。

  • リムジンバス
  • 290円~980円
  • 公式サイト
  • 予約なしでも乗車可能。降車時に料金を支払います。

青森への欲張り旅は「電車」から始まる

「鷹ノ巣駅」に到着すると、「んだっ」と描かれた写真が。image by:石黒まり花

筆者は雪の降らない地域で生まれ育ったので、雪に対して大変な憧れがあります。大学生時代にスノーボードを体験してみましたが、食堂でカレーを食べている方が楽しいし、結果としてハマることもできずこの年齢まで生きてきました。

image by:石黒まり花

でも、雪って見るだけで楽しいじゃないですか。しかも人工雪ではなく、ガチの天然雪。空から降り注いだ雪。最高です。

そこらへんの雪を触ってみたのですが、かなりフワフワ。夏の海水浴場で食べるかき氷より柔らかい。これが東北の実力なのですね。

image by:石黒まり花

そんな期待を抱きながら、JR鷹ノ巣駅から奥羽本線(弘前行)線に乗車して、終点の青森県のJR「弘前駅」まで向かいます。

筆者が訪れたときはSuicaなどのICカードは利用できなかったので、駅で切符を買うことをお忘れなく。今後、青森・岩手・秋田エリアでは2023年5月27日(土)から、一部の駅で使用可能になるそうです。

image by:石黒まり花

初めての奥羽本線へ乗車します。注意したいのが、乗り降りする際に扉の横にボタンがあるので、そこでドアの開閉を行うということ。

最初、電車のドアが開いていなかったので戸惑いましたが、先に乗ったご婦人がスマートに開け閉めしていたのでノウハウを得られました。

発車してからも続く雪景色。窓から景色を見ているだけで、いつの間にか目的地に到着していました。さて、初めての青森県です。

「弘前駅」image by:石黒まり花

降り立ったときも一面、真っ白雪景色。筆者が訪れたときは雪が強い日だったらしく、かなり吹雪いていました。

吹雪って、こういう感じなのね…と思いながら、宿へのルートを探し、屋根の下で雪宿りをすることに。しかし屋根も関係なく、雪は私を横殴りしてきました。地元では考えられない初体験です。

雪の嬉しい洗礼を浴びながら、タクシーで宿へと向かいます。旅先では最初にGoogleマップで目的地の位置を調べて、そこから移動手段を考えるのですが、慣れない雪道ということもあって、今回は問答無用でタクシーにお世話になりました。

宿へ向かう道中、運転手さんにおすすめの飲み屋を聞いてみたところ、どうやらJR弘前駅よりも、弘南鉄道大鰐線「中央弘前駅」近くの方が飲食店があるとのこと。


青森県の県民割は「事前申請」が必要

「弘前城」image by:photoAC

さて、ここで注意点として、全国旅行支援の際にもらえるクーポンについてご紹介します。自治体によってシステムは異なりますので、必ず該当サイトの注意事項を読むようにしてくださいね。

筆者が利用したのは、航空券とホテルがセットになったツアーではなく、航空券とホテルを別々に予約しました。

今回は、楽天トラベルで全国旅行支援対象のホテルを予約。青森県の場合、「青森県おでかけキャンペーン【全国版】」という、総旅行代金の20%を割引+地域限定クーポン券最大2,000円分付与という内容でした。

ただし、事前にクーポンの利用申請が必要です。申請方法は必要条件を入力するだけでとても簡単なのですが、筆者の場合は「STAYNAVI(ステイナビ)」という電子クーポンでの発行でした。

以前、「Go To トラベル」を利用したときは、ホテルのフロントで紙のクーポン券をもらうだけだったのですが、今回は事前申請が必要とのことで出発前に手続きを済ませておきました。

宿泊したホテルのフロントでは、「青森県おでかけキャンペーン【全国版】」についての必要事項の確認等がありましたが、条件を満たしていれば「STAYNAVI」にて登録したメールアドレスに利用可能状況のメールが届くという内容です。

チェックインをマッハで済ませてお酒へ向かいたいという気持ちを抑えて、きちんと手続きを踏んだ上で、クーポンの利用可否を確認することを忘れずに。

  • 青森県おでかけキャンペーン【全国版】
  • 一人あたり平日2,000円分/休日1,000円分を付与
  • 2023年1月10日(火)〜2023年3月30日(木)
  • 利用期限:チェックイン〜チェックアウトの日まで
  • 公式サイト
  • ※2023年3月31日(金)チェックアウト分までが対象です。

【時系列順】やることリスト:お得な旅のまとめ

地域割のクーポンにて牡蠣をいただきました。image by:石黒まり花

大まかな説明となってしまったので、筆者の手はずを改めて以下でまとめます。出発前から到着後、ホテルチェックインまでの時系列でご説明します。

  • 〈出発前〉全国旅行支援対象の宿を予約
  • 〈出発前〉大館能代空港行きの航空券を予約
  • 〈出発前〉自治体の割引利用を事前申請
  • 〈出発前〉必要書類・データの準備(ワクチン接種記録など)
  • 〈空港〉保安検査場でもらった紙を絶対持っておく
  • 〈到着後〉ホテルにて身分証明書等、必要書類を提示
  • 〈滞在中〉お店によって電子と紙で利用できる有無が異なるので要確認
  • 〈到着後〉クーポン利用のメールを確認したのち飲食店等で利用
  • 〈帰宅後〉大館能代空港を利用した際のキャッシュバック申請手続きを行う

ざっくりとしたまとめですが、こちらが筆者が利用した、大まかな時系列での流れです。

今回は大館能代空港のキャッシュバックキャンペーンを利用したので、少し工数がかかると感じるかもしれませんが、いずれもスマホひとつで完結するラクラクな作業です。

旅行サイトで予約した情報を記入して、あとは必要な保安検査場などの紙を捨てずに持っておくだけ。結果として、へべれけな東北旅になってしまったのですが、皆さんは足元に気をつけてお酒に向かってくださいね。

そして自治体ごとの割引クーポンが発行されていたり、さまざまな旅行予約サイトでキャンペーンが行われていたりします。

ただ、筆者のように「何をどうしていいかわからない」場合、シンプルな予約方法として、楽天トラベルやYahooトラベルといった、大手旅行サイトを経由する方法がおすすめです。

今回ご紹介したプランは、あくまでもシンプルかつお得さをメインに、大館能代空港を経由して「青森県」に宿泊&観光したモデルルートのひとつです。このあと、秋田県内も観光したのでまたの機会にお得な情報をご紹介したいと思います。ぜひ皆さんの好みにあわせた旅行プランを立ててみてくださいね。

  • image by:photoAC
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※イベントに関する情報は変更になる可能性があるので、必ず事前にご確認ください。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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