ランキングに異変?台湾人と香港人に聞いた日本で食べたいグルメ&一番旅したい人気都道府県

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2024/08/28

円安情勢も手伝い、さらに人気を増している日本への旅行。日本にほど近い国の台湾や香港からも大いに支持を獲得しています。そして、旅行の楽しみとして多くの人が期待しているのが「日本のグルメ」だと言われています。

そこで今回は、台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」ユーザーが答えた「日本で食べたい名産品・ご当地グルメ」と「ー番行きたい都道府県」をご紹介します。熱い視線が送られている地はどこなのか、早速チェックしてみましょう。

「和牛」に「ラーメン」、そして「フルーツ」が大人気!訪問するたびにハマる県は?

image by:VTT Studio/Shutterstock.com

まず初めに行われた「訪れた地域の名産品やご当地グルメを食べたいですか?」という質問では、約100%が「食べたいと考えている」と回答。ほぼ全員が旅先でのグルメに期待を持っていることがわかりました。

観光庁の「2024年4-6月期のインバウンド消費動向調査」を見てみると、台湾からの訪日観光客の旅行消費額は2,639 億円、香港は1,743 億円と、それぞれ非常に巨額。双方の額を合計すると4382億円となり、これは4,420億円で1位となった中国に迫る金額です。

image by:ラーチーゴー!日本(via.PR TIMES)

「食べたい」にまつわる詳細な数値を見てみても、「できれば食べたい」が51.8%で1位に。次点には47.9%で「絶対に食べたい」が続き、99.7%が「食べたい」という強い意志を持っている結果に。「あまり食べたくない」は0.3%、「全く食べたくない」はゼロでした。

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「食べたい」という意思を表明している方は、実際のところどんなメニューを狙っているのでしょうか。「日本旅行中に食べたい名産品やご当地グルメ」のトップ10を見てみると、1位を獲得したのは岐阜県の「飛騨牛・高山ラーメン」でした。

その数値はなんと全体の55%にのぼり、世界中で強い人気を誇る「和牛」の強さを再確認する結果に。「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の蔡宇淮(さい・うかい)編集長も「台湾人・香港人にとって『和牛』を食べることは日本旅行の目的のひとつ」と分析しています。

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圧倒的な認知度の高さを見せた「飛騨牛・高山ラーメン」に続いて2位となったのは、51.2%で「北海道のジンギスカン、ラーメン」でした。1位に続いて「お肉&ラーメン」のコンビが強みを見せています。

2位と僅差で3位に登場したのは、51%を獲得した「兵庫県の神戸牛、明石焼き」でした。4位は45.9%で「三重県の松坂牛、伊勢うどん」、5位は43.9%で「宮城県の牛タン、ずんだ餅」が獲得しています。


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6位には「愛知県のひつまぶし、味噌カツ」がランクインしており、上位6位がすべて「お肉関連」となっていることが判明。「和牛」を筆頭に、日本の「肉グルメ」人気が一層高まっていることがわかります。

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各地に点在している日本のおいしいグルメですが、続いて「日本旅行で一番行きたい都道府県」について聞いてみると、32.3%で「北海道」が1位に登場。国内旅行でもグルメ人気の高い北海道だけに、2位以下に大きな差をつけての首位獲得となりました。

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「北海道」を選んだ理由には「スキーをしたり海鮮を食べたい(21~30歳/男性)」「夏は涼しいし、おいしいものがたくさんある(51~60歳/男性)」というグルメな理由に加えて「雪を見たことがないから(21~30歳/男性)」「冬は雪、夏は花が美しい(41~50歳/女性)」と「雪」も大きな理由となっていることが判明。

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また「訪日回数別」で集計したものを見てみると、より詳細な人気の分布が見えてきます。例えば「岡山県」ですが、訪日回数が10回を超えた人のランキングでは9位と、なんとトップ10に入ってきます。

訪日回数0~1回ではノータッチの岡山県ですが、2~9回になると「山梨県」「愛媛県」と並んで17位に浮上。その理由として大きいのが、高級フルーツの「シャインマスカット」をはじめ「フルーツがおいしい」というものでした。

岡山県を選んだ人のコメントを見てみると「最高のシャインマスカットは岡山や長野、山梨にある(41~50歳/女性)」という通なコメントから「桃がおいしい(41~50歳/女性)」とフルーツについての意見が多数。

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他にも「東西南北、島めぐりができる(21~30歳/女性)」「倉敷の美しさは人々を魅了する(41~50歳/女性)」「静かな環境で観光客も少ないので過ごしやすい(41~50歳/女性)」と、訪問を重ねるたびに岡山県の魅力にハマっていく人が続出しているようです。

image by:Jo Panuwat D/Shutterstock.com

また、訪日回数0~1回では9位の「青森県」も2~9回では7位、10回以上では5位にランクインと、訪日回数が増えるたびに順位が上昇。こちらでも「もぎたてのリンゴが食べたい(41~50歳/男性)」と、フルーツに人気が集まっています。

image by:yu_photo/Shutterstock.com

他にも「ねぶた祭りが見たい(41~50歳/女性)」「青森県立美術館に行きたい(41~50歳/女性)」「自然の風景と冬の雪景色を楽しみたい(31~40歳/男性)」と、青森ならではの文化や大自然に人気が集中しました。

「和牛」に「ラーメン」、そして「フルーツ」が大きな人気を集めていることがわかった今回の「日本で食べたい名産品・グルメ」と「1番行きたい都道府県」の投票結果。台湾・香港の方々が求める「日本の魅力」を知ることで、新しい視点が見えてきそうですね。

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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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