「日本人はおかしいんじゃないか?」外国人が指摘する日本のありえない常識
日本は世界の中で、どちらかと言うと不思議な国と思われているようです。その不思議さは、ポジティブに思われる場合もあれば、ネガティブに評価される場合もあるようですが、いずれのケースも日本人にとっては当たり前すぎるポイントを突いてくるので興味深い話。
そこで今回は、英語圏で有名なコミュニティサイトの『Reddit』に見られる「信じられない日本の常識」をまとめてみました。筆者自身が、外国人の友人・知人から言われた経験のある指摘を選んでみました。異なる角度から日本を見つめ直すいい機会にしてくださいね。
なんで電車の中が静かなの?
今年に入ってからも筆者は取材で、国境をまたぐ高速鉄道から街中を走るトラムまで、さまざまなタイプの鉄道にヨーロッパで乗りました。
当たり前と言えば当たり前ですが、どの鉄道でも、知り合いと一緒に乗っている人は、移動中に熱心にしゃべっていました。その話し声が時には、うるさいと感じたほど。そのせいか、話したい人向けの車両、静かにしたい人向けの車両が分かれている場合もありました。
しかし一方で、日本の電車の中は常に静かですよね。英語圏で有名なコミュニティサイトの『Reddit』でも「日本の最も変な部分は?」との問いに、以下のようなコメントが複数寄せられていました。
“The silence in the trains. There could be 300 people in this carriage. But there’s not a sound to be had.”
日本語にすると「電車の中の静寂。300人は、車両の中にいたのだろうけれど物音1つしなかった」といった感じの意味です。
もちろん「それは東京の話、大阪の電車はもうちょっと元気、特に夜は」との反対意見も。海外の人はいろいろ知っているなと感心させられてしまいましたが、東京の電車は確かに静かですよね。「その静寂が恋しい(自分の国にはないので)」といった反応すら『Reddit』上にはありました。
筆者の知る外国人も、良し悪しは別として、都内の満員電車に乗り、他の乗客にもみくしゃにされながら、それでも電車の中が無音の状態(誰も声を出さない車内)をセルフィーで録画して、SNS(会員制交流サイト)にアップしていました。
欧米と違って日本は、知らない人同士があまり会話を持たない国だからでしょうか。(少なくとも大阪以外では)電車は静かになってしまう傾向が確かにあるような気がします。