外国人の「日本酒」爆買いが止まらない。世界に広がる地元のSAKE
欧米ではどんな日本酒の銘柄が人気?
英紙インディペンデントでは、イギリスではここ数年で日本酒が飲めるレストランやバーが増えてきたと伝えるとともに、「ベストな10の銘柄」をおすすめしています。どんな銘柄がラインナップされているのでしょうか?
【英インディペンデント紙が紹介した「ベスト10の銘柄」】
1 玉川 Time Machine 1712(京都)
2 出羽桜 桜花吟醸酒(山形)
3 伯楽星 純米吟醸 (宮城)
4 風の森 秋津穂 純米大吟醸しぼり華(奈良)
5 惣誉 純米吟醸(栃木)
6 岸浪園の梅酒(宮城)
7 月桂冠ヌーベル 純米吟醸(京都)
8 賀茂泉 純米大吟醸(広島)
9 天山 七田 純米 七割五分磨き(佐賀)
10 松竹梅 白壁蔵「澪」(京都)
玉川 Time Machine 1712(京都府)
木下酒造有限会社が純米酒の「玉川 Time Machine 1712」。江戸時代の製法で造ったというこちらのお酒は、「日本酒版のデザートワイン」とも言われ、甘口で濃厚な味わいが特徴です。
300年前のレシピでつくられているというところに、ロマンを感じるのかもしれません。日本では1,080円で購入できますが、イギリスは約3078円(21.95ポンド)。高級品ですね。
出羽桜 桜花吟醸酒(山形県)
山形県・出羽桜酒造(でわざくらしゅぞう)の「桜花吟醸酒」は、1980年に発売されて以来、ロングセラーの日本酒です。フルーティーな吟醸香と爽快な味わいが特徴。「英国最古のワイン商で王室御用達のBB&R社が初めて扱う日本酒」に採用されるなど、海外での認知度も高いようです。
会社のウェブサイトの英語版で対応するなど、海外市場に力を入れているのがうかがえます。また、インスタグラムでは、酒造の過程を掲載しています。日本人はもちろん、海外の人も日本酒作りの過程には興味を持ちますよね。
伯楽星(はくらくせい) 純米吟醸 (宮城県)
宮城県の新澤醸造店の「伯楽星 純米吟醸」。バナナの香りがフルーティーで、ほのかな酸味が特徴のあるこちらの純米酒は、「SAKE COMPETITION2017年 純米吟醸Gold」を受賞しています。創業1873年の澤醸造店は、昔ながらの酒造りが現代まで受け継がれ、いまでは海外でも知られるように。
ヌーベル月桂冠 純米吟醸(京都)
日本を代表する酒造メーカー月桂冠のシリーズの「ヌーベル月桂冠 純米吟醸」は、フルーティな香りと米の旨味、そして、すっきりした味わいが特徴の純米酒。 見た目も日本酒では珍しいライトスモーク色の瓶に入っていて、レトロでありながら、高級感を醸し出しています。欧米人が好みそうな洋風なデザインですよね。
Sake is sharing and Gekkeikan Nouvelle make me want to dance, and “I’d rather Dance with you” #sakesound pic.twitter.com/IKTxAeml2V
— Glorfind3l (@Glorfind3l) 2015年6月10日
「日本酒をみんなで飲んだんだけど、”Gekkeikan Nouvelle”のおかげでダンスしたくなっちゃったよ」。
松竹梅 白壁蔵「澪」(京都)
松竹梅 白壁蔵「澪」はいま日本でも女性を中心に人気がある清酒のスパークリングワイン。ほのかなマスカット味が特徴!澪(MIO)はイタリア語で「私の」を意味するんだそう。難しい名前が連なる日本酒ですが、MIOなら海外の人も覚えやすいのではないでしょうか。
Travis and Mr Go of Izakaya Go gave me a free bottle of sake, a glass of sparkling mio, and an order of seared toro. I love them so much ??
— shannon (@_Fujinaka) 2017年1月25日
「居酒屋に行ったら、無料でスパークリングのお酒MIOをもらったんだけど、すごい大好き」