無印良品が運営してるって。千葉に突如現れた「道の駅」っぽい施設
シンプルな素材をいかした健康志向のレストランも
併設されている「Café & Meal MUJI みんなみの里」は、素材そのものの旨みを活かしたシンプルな調理を心がけ、「素の食」をテーマにした健康志向のレストランです。メニューにも地元の野菜を基調としたものが多いように感じました。
今回私は、ジビエカレー小(500円)をいただきましたが、こちらにも、地元の野菜がトッピングされておりました。
少しスパイシーで、食欲をそそる味付けだったので、“大”の方でも良かったなと、食べた後に感じました。
レストランには、ユニークなテーブル使用プレートが置いてあり、自由に使う事ができます。また、レストランのテーブルにはコンセントが配備されており、携帯電話等の充電を行う事も可能という嬉しい心配りがあります。
多目的スペースには、様々な本が置いてあり、自由に読めるようになっている他、「みんなみの里」の歴史などを学ぶ事ができるようにもなっています。
また、「つながる絵本」と称したプロジェクトも実施されており、読まなくなった絵本を3冊寄贈することで、図書としておいてある絵本の中から2冊を持ち帰る事ができるようになっています。
絵本を地域の共有財産としつつ、蔵書を増やすという成長型のエコサイクルですね。
無印ブランドの衣料品や雑貨も買える
次に、正面の建物、こちらの建物では、主に衣料品や日用雑貨などを扱っています。
建物としては落ち着いた雰囲気がありますが、なじみ深い無印良品のお店といった感じですね。
衛生面等が考慮され、食材と衣料品とは別の建物で扱われておりますが、この「みんなみの里」に立ち寄るだけで、地域の産物を中心とした食と、無印ブランドの衣料を一度に揃える事ができる事になるのですね。
6次産業のコラボレーションが生まれる場所
最後に、向かって右側の建物、こちらには、「開発工房」と書かれていました。
この日は、建物内部に人の気配がありませんでしたが、鴨川市で収穫されるお米である長狭(ながさ)米やかんきつ類などの加工、流通販売といった、いわゆる6次産業化に向けた研究開発施設との事です。
みんなみの里を訪れるお客様と、地元住民および生産者とのつながりや交流を生みだし、地域課題の解決拠点となりたいと考える無印良品の、地域へ向き合う熱意が伝わってくる施設ですね。
こうして各施設を見てみると、リニューアルされた「みんなみの里」は、正に、地域活性化のための施設といった感じですね。
そして、上にも述べましたが、鴨川市と地域活性化のための協定を結んだ株式会社良品計画は、今後、空き家リノベーション事業などもサポートするとの事ですから、今後も、鴨川市と無印良品から目が離せなくなりそうですね。
- 里のMUJI みんなみの里
- 千葉県鴨川市宮山1696番地
- 04-7099-8055
- 【車でお越しの方】国道410号線または県道34号線(長狭街道) 「長狭中学校前」交差点南側すぐ【電車ご利用の場合】JR外房線安房鴨川駅より約10km/バス:鴨川日東バス「みんなみの里」下車すぐ、または「長狭中前」下車徒歩5分
- 09:00~18:00 ※11月~1月 9:00~17:00
- https://shop.muji.com/jp/minnaminosato/