生きてるうちに一度は行きたい。日本の美しき「世界遺産」人気ランキング
第6位 小笠原諸島/東京都
第6位にランクインしたのは2011年に世界遺産(自然遺産)に登録された「小笠原諸島」です。
小笠原諸島は日本最南端の「沖ノ鳥島」や最東端の「南鳥島」といった、東京の南方海上の約1,000kmの太平洋上に散在する約30あまりの島々から構成されています。
小笠原諸島の気候は亜熱帯に属していて、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれるほど美しい自然と、独自の進化を遂げた生き物が生息しています。
特別天然記念物のハハジマメグロなどの鳥類、オガサワライトトンボなどの昆虫類が生息。なかでもカタツムリなどの陸産貝類は106種のうち100種が固有種なのです。
小笠原諸島には飛行場がないため飛行機で行くことはできませんが、東京の竹芝桟橋から船「おがさわら丸」が出航しています。
船旅は約24時間という長さですが、小笠原の手付かずの大自然を見たら、長旅なんて忘れてしまいそうですね。
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第5位 知床/北海道
第5位には、北海道の「知床」がランクインしました。知床は日本の世界遺産(自然遺産)として2005年に登録されました。
その領域は、北海道の北東端、知床半島の中央部から先端部の知床岬までの陸域と、その周辺のオホーツク海域までです。
世界で最も低い緯度で海水が凍り、海や川そして森を独特な生態系で結んでいるためから世界遺産に登録されました。
動植物とも北方系と南方系の両種が混在するなど、非常に珍しい地域です。なかでも、稀少種であるシマフクロウやオジロワシの生息地であることで有名です。
また、天然記念物のオオワシの越冬地にもなっており、世界中からその姿をカメラに収めようと冬季でも多くの人が集まります。本州とは全く異なったその自然にはきっと心を奪われるでしょう。
第4位 姫路城/兵庫県
続いて第4位には兵庫県姫路市の「姫路城」がランクインしました。姫路城は鎌倉時代後期から南北朝時代にかけて、武将・赤松貞範によって姫路城の基礎となる城が創建されたと言われています。
現在残っているのは、江戸時代初期に建てられた天守や櫓などの主要建築物です。これらは、世界遺産以外にも国宝や重要文化財に指定されているほど見事で、日本100名城などに選定されています。
また、別名を「白鷺城」とも呼ばれる白く輝く美しさは見惚れるほどです。
しかし、歴史が長いだけに老朽化も進んでおり、2009年から2015年まで「平成の大修理」と呼ばれる保存修理工事が行われました。その時には漆喰の塗替えや耐震補強などが施されました。
今回のアンケートでは、「新しく生まれ変わった姫路城を見に行きたい」という声が多く聞かれたそうです。