生きてるうちに一度は行きたい。日本の美しき「世界遺産」人気ランキング
第3位 白川郷・五箇山の合掌造り集落/岐阜県・富山県
第3位には、岐阜県と富山県にまたがる飛越地方にある「白川郷・五箇山の合掌造り集落」がランクインしました。この2つの集落には日本の古い住宅建築様式のひとつである「合掌造り」と呼ばれる家屋が残されています。
合掌造りの特徴は、茅葺の屋根です。豪雪による雪下ろし作業のためや雨が多いため、水はけを考慮して屋根は45度から60度まで相当に傾いて造られています。
世界遺産に登録された理由のひとつに、かつては茅葺き屋根の葺き替えの時に村人総出で1日で終わらせたという文化が評価されたようです。
特に、白川郷の荻町地区には114の合掌造りが残っており、世界遺産に登録されている地区のなかでも最大規模だそう。まるで日本おとぎ話にでてくるような景色が堪能できます。
第2位 厳島神社/広島県
第2位には、広島県の「厳島神社」がランクインしました。厳島神社は広島湾の厳島(宮島)にある神社です。海の中に鎮座する景観の美しさは日本三景のひとつにも数えられるほどです。
歴史も古く、推古天皇元年(593年)に創建されたと伝えられています。その後、平安時代には、平清盛が社殿を造営し大規模な社殿が整えられました。
海の中に建てられているため、台風の影響で何度も被害を受けていますが、そのたびに大規模な修復が行われています。年間を通して観光客が絶えない人気のスポットですが、なかでも秋は紅葉が美しく、美しい景色を楽しむことができます。
第1位 屋久島/鹿児島県
そして、第1位には鹿児島県の「屋久島」が輝きました。屋久島は鹿児島県の大隅半島佐多岬の南南西、約60kmの海上に位置する島です。
その魅力はなんといっても島の90%が森林であるため、豊かで美しい大自然が広がっています。
見どころはやはり樹齢1000年以上もある「屋久杉」です。なかでも代表的なのが樹齢なんと2,000〜7,000年以上といわれる「縄文杉」。1,000年以上も生きているとはちょっと想像がつきませんね。
また屋久島は雨が多く、毎年1万mm前後の降水量が観測されています。このため、豊富な流水や湧水に恵まれ、1985年には宮之浦岳流水は名水百選に選ばれています。また、2007年には日本の地質百選にも選定されています。とにかく、こうした大自然が屋久島の魅力なのです。
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>>>海外でも反響、日本発祥の「森林浴」を楽しむ外国人観光客が増えるワケ(掲載日2018/04/11)
今回ご紹介したランキングには、手付かずの美しい自然が残された「小笠原諸島」や「屋久島」だけでなく、日本が世界に誇る「古都京都の文化財」や「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」などもランクインしていましたね。
最後に、一生に一度は見たい絶景の世界遺産をいくつかご紹介します。夏休みの旅行の計画の参考にしてみてくださいね。