楽しみはダントツ1位で「旅行」。シニアの生活意識調査を発表
中高年者を指す「シニア」という言葉ですが、はっきりとした定義はありませんが、だいたい50代以上を指すことが多いようです。総務省統計局が発表した2017年1月1日時点の日本の人口推計では65~69歳が最も多く、いまや日本を支える年齢層ともいえます。
そしてこの度、「ソニー生命保険」が2018年10月5日~10月9日の5日間、全国のシニア(50~79歳)の男女に対し、2018年で6回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施・結果を公開しました。
その結果、シニアの楽しみは「旅行」がダントツ1位となっています。今回はこの調査の中から、シニアの楽しみと家族の関係に焦点を当てて、ご紹介します。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
男女とも約半数が楽しみとして「旅行」が1位
まず、全国のシニア(50歳~79歳)の全回答者男女1,000名に、現在の楽しみを聞きました。これを見ると1位は47.9%(男性46.6%、女性49.2%)とダントツで「旅行」となっています。
男女別にみると、「テレビ/ドラマ」(男性26.2%、女性42.4%)や「グルメ」(男性24.2%、女性36.8%)、「健康」(男性18.4%、女性32.2%)など、多くの項目で、女性のほうが高いことがわかります。
一方、男性の割合が高いのは、「映画」(男性26.2%、女性25.8%)、「音楽/楽器」(男性25.0%、女性20.2%)、「スポーツ」(男性24.0%、女性12.0%)の3項目だけでした。
男性より、女性のほうが「テレビ視聴」や「グルメ巡り」、「健康づくり」や「子ども・孫と過ごす時間」、「オシャレ」など、日々の生活に楽しみを見出している方が多いようですね。
男性は料理上手な女性を、女性はやさしい男性を求める傾向に
続いて、配偶者がいるシニア751名に「夫・妻はどのような人か」を尋ねました。
まず男性からの意見をみると、1位は「料理が上手」が39.4%、2位は「明るい」が35.8%、3位は「実年齢より若く見える」が33.7%となりました。このトップ3の割合の差は少しずつしかありませんが、やはり料理上手な女性を好む男性が多いことがわかります。
次に女性からの意見をみると、1位は「やさしい」が40.8%、2位は「健康・体力がある」が33.9%、3位は「実年齢より若く見える」が29.7%となっています。シニア女性が男性に求めるのは、やさしさや健康のようですね。
また「これから(も)、パートナーと仲良く暮らしたいと思うか」について聞いたところ、「仲良く暮らしたい」が81.6%となり、大多数のシニアが現状を維持して生活を続けていきたいと考えていることがわかりました。
年代別にみると、50代76.2%、60代84.7%、70代87.5%と年代が上がるにつれ高くなっています。年齢を重ねるほど夫婦の絆は強くなっていくようですね。体力などの衰えをお互いが支えあっていかなければならないという気持ちが強くなるのかもしれません。
最近は一昔前よりシニアが若いと言われますが、この調査でも1,000人中650人がスマートフォンを使っていることがわかっており、だんだんシニアがエネルギッシュになってきていることがわかります。
仲の良い夫婦関係を続けていくためにも、たまにはアクティブにパートナーと旅行に出かけて、新たな思い出を作っていくことが大切かもしれませんね。
- source:PR TIMES
- image by:Ivica Drusany/Shutterstock
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