いざ、絶景の松山城へ。風情感じる街並みを走ってめぐる「旅ラン」レポート


松山市駅を離れたら、まっすぐ城山公園に向けて走ります。細い道がたくさん入り組んでいますが、駅を背にして進めば大丈夫

私も土地勘なんてまったくありませんが、適当な道を選んで曲がってみると、ほどなくして遠く山の上に松山城が見えました。


何やら物々しい建物があると思いきや、こちらは愛媛県庁。見るからに歴史を感じさせます。映画『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケ地にもなった場所のため、県庁でありながら観光客も訪れるようです。


県庁前の道をまっすぐ進むと、登山口への看板が現れました。この看板を見落とすと曲がり角を見失ってしまう可能性があるので、しっかりチェックして向かいましょう。周辺は人通りが多く、かなり栄えています。


到着したのはロープウェイ乗り場!ロープウェイは山の上にあるだけあり、ロープウェイとリフトが運行されています。もし走らない知り合いと訪れたなら、別々に登って上で落ち合うことも可能です。

もちろん走って登った後、帰りはロープウェイを利用することだってできます。


ロープウェイ乗り場を通過してすぐ、松山城へと続く東雲神社の参道がありました。ちなみに入り口はこのほかにもうひとつ。


真横にあるこちらの階段も、松山城へと続いています。どちらから入っても途中で合流できますので、坂が良いか階段が良いか、好みで選んでください。今回、私は坂道を選びました。

急坂を通り、二之丸を経て松山城本丸へ!


道の真横にはリフト。“登城道”というだけあり、道はかなりの急坂です。どれくらい急かと言えば、途中で足を止めたくなってしまうほど。


しかし走っている人こそいないものの、歩いて登る方はチラホラいました。キツくなったら無理せず歩きましょう。たとえ歩いても、なかなかタフな道のりです。


登山口から約500mで、やっと松山城らしきものが見えてきました。あと少し…ですが、ふと横に置かれた地図を見つけます。


このまま登れば松山城本丸ですが、左手側に行くと二之丸があります。しかも、二之丸からはそのまま本丸へ続く道があるじゃないですか。ここは効率的にいこうと、まず二之丸へ行ってみることにしました。


地図では分かりませんでしたが、二之丸は麓にあるようです。せっかく急坂を登りましたが、登った分だけガンガン下ります。もう、足の回転が追い付かないくらいスピードが出てしまいますので、注意しましょう。特に雪や雨などは、走らず歩いた方が良さそうです。


下り切ったところにあるのが、松山城二之丸史跡庭園。重厚感ある門は、まさしく“お城感”があります。なお、庭園は200円で中を見学できますので、ご興味あるかたはぜひ入ってみてください。


広い池には鯉が泳ぎ、大きな岩や松などの木々が赴きある庭園。ゆったりとした時間が過ごせるでしょう。本丸から少し離れているので、松山城を訪れても、こちらの庭園は見落としていた…という方も多い気がします。


ちなみにこちらの庭園、「恋人の聖地」なのだそうです。4人の子持ちパパな私には関係ありませんが、大好きな人と訪れてみてはいかがでしょう。二人の愛が、より一層深まるかもしれませんよ。


二之丸を後にすると、再びの急坂。しかし、今度は階段です。木々に囲まれた山を通り、やがて城壁が。近づくにつれ、次第に松山城本丸も姿を現しました。いよいよ、松山城とご対面です。


高い城壁と重厚な門。観光客の姿も多くなりました。すでに足は疲労困憊ですが、いよいよという雰囲気に胸が高鳴ります。そして…


来ました、松山城です!スタートの松山駅から、ここまで約3.5km。思ったより距離はありませんが、登城道のキツさで汗だくでした。それほど大きな城ではありませんが、石垣と木造りの壁面が歴史を感じさます。

また、訪れたのはまだ寒い2月頭でしたが、周辺に木々には草花が色づき始めていました。

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