ヨーロッパからなぜ高山に?外国人が愛する意外なニッポンの観光地
世界の地域ごとに、日本での過ごし方はこう違う!
外国人に人気の高い箱根、広島、金沢、高山の4つの観光地についてみてきました。ここからは、北米、ヨーロッパ、オセアニア、アジア、南アメリカ、そしてアフリカの各エリアならではの旅の過ごし方について、さらに細かく分析していきます。
北米人は、首都圏を中心にのんびりしたい?
東京の予約数で3位にランクインしているアメリカを中心に、都市や都市近郊の温泉地への旅行が人気。なかでも箱根は一番予約数が多い地域で、その注目度の高さが伺えます。
また、広島への予約も多く、公園などを中心にゆったりとした観光めぐりなどが楽しまれています。
ヨーロッパ人は、自然と文化に触れる旅を求めてる?
公園や植物園、城をめぐることが人気で、広島や金沢への注目が高い模様。
自然に触れながら日本の古都を歩く、そんな優雅な旅がヨーロッパ人の好みのようです。
オセアニア人は、ウィンタースポーツでアクティブに?
温暖なオセアニア地域、特にオーストラリアからの旅行者は、ダウンヒルスキーやスノーボードなど自国ではできないウィンタースポーツを体験しに訪日する人が多い傾向に。
長野県の白馬村など雪に覆われた山々がある観光地を好んで訪れているのが特徴的です。
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アジア人は、ほかエリアよりビーチリゾート派が多め?
日本と近いこともあり、アジア人の訪日者数はダントツ。予約先は日本の北から南まで網羅されています。
一方で、ビーチやリラクゼーションを目的に、沖縄を訪れる人たちの姿が目立ちます。
南アメリカ人は、文化的な風景を体感したい?
日本の文化に触れたり街歩き、風景を見つつ観光めぐりをすることが人気です。
ヨーロッパ同様、広島や金沢に加えて、岐阜県高山市への予約も多い傾向にあります。
アフリカ人は、港町の神戸への人気が高め?
広島や箱根など、どのエリアからも人気の高い観光地に加えて、他の地域ではランクインしていない神戸への予約が多め。
特にグルメを堪能してり港の眺めを見たりと、街歩きが人気のようです。
以上、外国人から人気の観光地と、出身国で異なる旅の過ごし方について紹介しました。東京、大阪、京都はおなじみの予約先ですが、近年は自然や歴史、文化を自分の肌で体感できる観光地が、海外から特に人気を集めています。
都会で食べ物やショッピングなどを楽しむ「モノ消費」だけではなく、日本ならではの貴重な体験を通した「コト消費」の傾向が、日本全国で高まっているのです。
コト消費の傾向はホテルにも
ちなみに、この「コト消費」の傾向は宿泊先にも見られます。近年、外国人に人気のインバウンド向けの宿泊施設は、カフェやバーなどを併設していて、「交流の場」や「日本文化に触れる場」としても活用されています。
従来のホテルのような「ただ泊まるだけ」ではなく、観光客と地域の人など、人と人が繋がるような、そしてより深い日本に触れることができる宿泊施設が求められているのです。
これについては、「またニッポンに泊まろう。外国人にウケがよかった日本のホテルの特徴」の記事で詳しく紹介しています。
2020年に向けて、さらにたくさんの外国人に日本を訪れてもらい、その魅力を体感してほしいところですね。
- source:Booking.com Japan
- image by:Michael Gordon/Shutterstock.com
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