紅葉だけじゃない!秋の景色を満喫できるコスモス&曼殊沙華6選
京都府内の曼珠沙華の名所
お彼岸に咲く真紅の花・曼殊沙華
真っ赤な花が印象的な曼殊沙華(まんじゅしゃげ)は、秋のお彼岸の頃に咲くことから、彼岸花とも呼ばれています。
ヒガンバナ科の多年草で、土手や田んぼの畔によく咲いています。高さ約30cmの茎に、細長い雄しべと雌しべを持った真っ赤な花を咲かせますが、品種によっては白や、黄色、桃色の花をつけるものもあるのだとか。見た目の妖艶さと有毒植物であることから、不気味な花と思われがちですが、畔に多く咲いているのは、害虫から農作物を守るためなのだそうです。また、仏教では「伝説上の天の花」、そして、サンスクリット語では「純白で見る者の悪行を払う」とも言われている尊い花とされています。赤い曼珠沙華の花言葉は「情熱」。まさにルックス通りですね♪
黄金色の稲穂×真っ赤な曼珠沙華のコントラスト
亀岡市・穴太寺(あなおじ)付近
見頃:9月中旬〜9月下旬
江戸時代中期に再建された京都府登録文化財・穴太寺。その周辺には、たくさんの曼珠沙華が咲き誇ります。毎年9月の見頃を迎えると、多くの写真愛好家が押し寄せシャッターを切るという、知る人ぞ知る曼珠沙華の名所。田んぼが広がるのどかな光景に、真っ赤な花を咲かせる曼珠沙華が実に映えます。黄金色の稲穂と真っ赤な曼珠沙華のコントラストを楽しむには、稲刈り前の時期を狙いましょう。
亀岡市では、亀岡の観光をテーマに「亀岡市観光写真コンテスト」なるものを実施していて、曼珠沙華を撮影した作品もこれまで多数応募されているようです。ここでも掲載している受賞作品は、いずれも穴太寺の南側に広がる田んぼの畔で撮影されたものだとか。真っ赤な花が印象的な曼珠沙華ですが、穴太寺付近では変種として白色の花を咲かせることがあるそう。珍しい白い曼珠沙華が見られるかもしれませんよ♪
■■立ち寄り情報■■
西国21番札所の「穴太寺」の本堂に祀られている釈迦如来涅槃像は、撫で仏としても知られていて、自分の病と同じところを撫でると病気平癒のご利益があるとされています。京都府の名勝に指定されている美しい庭園も見ものですよ!また、穴太寺から約1.3㎞のところに「京都丹波/亀岡『夢コスモス園』」があるので、時期が合えば秋のお花観賞をハシゴしてみるのもいいかも!?
■■INFORMATION■■
所在地:亀岡市曽我部町穴太
問合せ先:穴太寺
問合せ電話番号:0771-24-0809
高野川の川辺に咲く土手一面の曼珠沙華
京都市・大原
見頃:9月中旬(9月20日前後)
京都市内から車で約1時間。比叡山の麓にある大原は、四方を山に囲まれた静かな山里。自然がいっぱいで、三千院や実光院など有名な観光名所も多く立ち並ぶ大原は、散策するだけでも癒される場所です。その大原も、お彼岸の頃には美しい曼珠沙華が咲き乱れる、関西屈指の名所です。ちなみに、大原では曼珠沙華ではなく、彼岸花(ひがんばな)と呼んでいるのだとか。
曼珠沙華が見られるエリアは主に、国道367号線西側の土手。ファミリーマートの北側から西の田んぼ付近や、大原バス停の南側辺りに多く咲いているそうです。土手の斜面一面に真っ赤な曼珠沙華が咲く様は目にも鮮やかで、実に壮観。写真映えすること間違い無し!もちろん田んぼの畦に咲く曼珠沙華も見られます。真っ赤な曼珠沙華を探しながら、大原の里をお散歩♪なんて、いかがですか〜?
■■立ち寄り情報■■
聖徳太子が建立したとされる尼寺「寂光院」は『平家物語』ゆかりのお寺としても知られています。京の三大漬物「しば漬」発祥のお寺としても有名で、9月21日〜24日、「寂光院」では、「赤しそ法要」参拝者先着100名に「しば漬」を無料進呈。大原の名産として人気のしば漬をいただけるチャンス!また、毎週日曜、朝市を開催している「里の駅大原」も立ち寄りにオススメ。地元で獲れた旬のお野菜などが販売されています。曼珠沙華鑑賞の帰り道にぜひ!
■■INFORMATION■■
所在地:京都市左京区大原周辺の田畑近辺
問合せ先:大原観光保勝会
問合せ電話番号:075-744-2148
http://kyoto-ohara-kankouhosyoukai.net
- source:KYOTO SIDE
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