愛知が誇る絶景スポット。美しすぎる紅葉の名所「岩屋堂公園」
天才棋士・藤井聡太さんの出身地であり、焼き物の町として知られる愛知県瀬戸市。名古屋市から車や電車で約1時間ほどの場所にあり、豊かな自然が残るのんびりとした雰囲気の素敵な街です。
その瀬戸市にあるのが、愛知高原国定公園にも指定されている「岩屋堂(いわやどう)公園」。
岩屋堂公園はゆったりと散策を楽しんだり、展望台まで登るハイキング、水遊びに情緒あふれる橋など日本の四季を満喫するのにぴったりのスポットとして人気を集めているのです。
今回はそんな愛知の奥座敷、瀬戸にある岩屋堂公園の魅力についてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
パワースポットとしても有名な「岩屋堂公園」
岩屋堂公園は、天然の大きな石によって生み出されたほこら「岩屋堂」を中心に作られた国定公園です。奈良時代大きな岩のほこらを修行僧が見つけ、ここに3体の仏像を安置したのが始まりとされているとても歴史の深い場所。
現在は15体の仏像が安置されており、目や耳の病気にご利益があるといわれています。
愛知県内ではパワースポットとしても知られており、自然を満喫するだけでなく岩屋堂自体を目的とされたかたも多く訪れているのだとか。
この岩屋堂を中心とした周囲は手つかずの自然が残されているため、自然に触れながら学び楽しめるように整備されたのが岩屋堂公園なのです。
季節に合わせたさまざまな楽しみ方
岩屋堂公園の最大の魅力はその豊かな自然にあります。四季のある日本で昔から子どもたちが行ってきたような自然な遊び方ができるのが特徴。外に出て遊びたい子どもたちは、大喜びすること間違いありません。
春にはお弁当を持ってお花見に出かけましょう。岩屋堂公園内には桜の木があり多くのかたがその下でお弁当を広げています。
初夏にはホタルの姿が見られます。瀬戸市の中心部を流れる鳥原川は岩屋堂公園内にも流れ込んでおり、例年6月になるとその水辺をホタルが舞い、季節になると鑑賞会も行われています。都市部では決して見ることのできないホタルは美しい川の象徴ですよね。
さらに夏本番の岩屋堂公園は天然プールが大人気!鳥原川をせき止めて作られる天然のプールは、深いところでも70cmほどなので子どもも安心して楽しめる深さ。自然に囲まれているので川遊びを眺めている間も涼しく快適に過ごせますよ。
例年の紅葉の見ごろ:11月上旬~11月下旬
秋はなんといっても紅葉が美しく、岩屋堂公園が1年で最もにぎわう時期です。お昼間に訪れるのももちろん素敵なのですが、紅葉の時期に合わせたライトアップが最大の魅力。余計な光のないなかに浮かび上がる紅色の紅葉は幻想的で美しく、これぞ日本の秋!といった風情です。
ただし、2020年度のライトアップは中止が決定されました。また次回のライトアップに期待したいですね。
展望台へのハイキングコースも
岩屋堂公園から「岩巣山(いわすやま)展望台」までのハイキングもおすすめです。
約1時間10分ほどの短めのハイキングコースは、子ども連れでも安心して登れるようしっかりと整備されています。展望台の頂上からは名古屋市まで一望でき、晴れた日にはとても気持ちの良い場所ですよ。
ただし、道のりの途中には多少の岩場もあるので滑りにくい履きなれた靴で出かけましょう。大きな岩に設置された鎖を掴みながら進んだり、岩でできた階段などを通過するのでちょっとした冒険気分が味わえます。
見たことのないような大きな岩があったり、岩の間を抜けるような道を通ったり景観を楽しんでいる間に展望台に到着します。
展望台といっても決して大きなものではなく、小ぢんまりとした木製のデッキがあるのみ。ですが眺めは良く、この場所でお昼を取っているかたもいます。少し荷物になりますが、お弁当を持っていくのも良いでしょう。