「アンタ」って呼んじゃダメ!海外で日本人が言いそうな「NG」ワード
あんた/ポルトガル語
皆さんは、他人に対してどのように呼び掛けますか?その人の「名前」だったり、「ねえ」や「あなた」と呼んだり、相手との関係によって微妙に呼び方も変わってきますよね。
例えば旅先のブラジルで、長く時間を過ごしていると、旅の友にストレスを感じる瞬間もあるはずです。
そのうち、お互いがピリピリして「あんたがさあ、ここに行きたいっていい始めたんだよ」と、「あんた」呼ばわりしてしまうケースもあるかもしれません。
言う方も言われる方もムッとしている状況を考えると、いよいよ「あんた」という日本語は、ポルトガル語の「Anta」に聞こえてしまう可能性も高まってきます。
ポルトガル語の「Anta」は、英語で「tapir」を意味します。「tapir」とは見慣れない言葉ですが、意味は「バク」になります。中国では悪夢を食べるといわれる、中南米や東南アジアに生息する生き物ですね。
「え、別にバクと聞こえても大丈夫じゃない」と思うかもしれません。
しかし、ポルトガル本国ではなく、ポルトガル語を話すブラジルでは、「バク」は相手をばかにする際の代名詞になるのだとか。
先ほど、ロシア語の「サバカ(犬)」が相手をののしる言葉だったように、ブラジルでは「アンタ(バク)」が同じ雰囲気の言葉になるのですね。
最初から誰もやらないので心配ないはずですが、ブラジルではブラジル人に向かって「あんた」と呼びかけない方が無難です。
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