外国人がショックを受けた、海外ではNGだけど日本では「当たり前」なモノ6選

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2021/11/27

フカヒレ/アメリカetc…

image by:Shutterstock.com

サメのひれを乾燥させた食品「フカヒレ」。フカヒレの「フカ」とはサメ類の関西での呼び名で、関東では大型のサメ類を「フカ」と呼ぶと『広辞苑』(岩波書店)に書かれています。

英語では「shark fin」と呼び、そのフカヒレだけを海上で切り取り胴体を海に捨てる行為を「shark finning(シャーク・フィニング)」と呼ぶそうです。

この行為については、アメリカEU(欧州連合)、コスタリカエクアドルカナダなどが各国の海域で禁止。IATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)に加盟する21の締約国(日本も含む)も特定の海域においても禁じられています。

ただちょっと混乱しますが、サメを捕獲して港に持ち帰り、ひれ、皮、骨、内臓などさまざまな部位を売買して換金する一般的な漁業活動とshark finningは違います。

あくまでも海上でヒレだけを切り取って胴体を捨てる行為がshark finningです。狙って(あるいは偶然に)網にかかったサメをまるごと港へ持ち帰り、さまざまな部位を残らず有効活用する漁業とは違います。

image by:Shutterstock.com

「サメ類の保護・管理のための日本の国内行動計画」で日本の場合はサメの資源を有効活用するルールが定められているみたいです。肉ははんぺん、ひれはフカヒレ、皮はレザー、心臓は珍味食材、骨すら化粧品づくりに生かされています。

アメリカでもshark finningが禁止されているだけで、サメそのものの漁獲は禁止されておらず、フカヒレを食べる行為も禁じられていないみたいです。

しかしアメリカでフカヒレを食べる料理は高級な中国のふかひれスープ以外にありません。料理の値段の高さがある意味の規制になっていて、アメリカでは極めてフカヒレの需要は低いのだとか。

アメリカの海域で捕れたサメのひれ(shark finningではなく通常の漁法で捕れたサメのひれ)は国内で需要がないためアジア各国へ輸出されるみたいです。


ゆっくりと成長し子どもも少なくしか生まないサメは、乱獲するとあっという間に絶滅の危機に瀕してしまう生き物なのだとか。

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