外国人がショックを受けた、海外ではNGだけど日本では「当たり前」なモノ6選
M&M’s/スウェーデン
世界で有名なお菓子といえば何を思い浮かべますか?「キットカット」だとか、「スニッカーズ」だとか、グミの「ハリボー」だとか、「チュッパチャップス」だとか、「M&M’s」ではないでしょうか。
インドなど日本と環境の大きく異なる旅先で知っているお菓子を目にすれば、ちょっと不安や緊張が和らぐ気がします。異国の地で見慣れた何かを見かけると、それだけで日常が少し戻ってきた気がするからです。
マレー半島の鉄道旅行中に田舎町でポッキーのパッケージを見つけて勇気づけられた思い出も筆者にはあります。
その心のよりどころとなるお菓子がポッキーではなくM&M’sの人はスウェーデン旅行でちょっと注意してください。あの有名なお菓子はスウェーデンで販売が禁じられているとの話。
その理由はスウェーデン国内で販売されているMarabou社のお菓子「m」と米Mars社の商品「M&M’s」のパッケージデザイン「m&m’s」および「m」のデザインが極めて似ているからですね。
この点について大きな裁判があり、スウェーデン国内でも「m&m’s」ではなく「M&M’S」と大文字のロゴを使うなら輸入・マーケティング・販売を認めるとの判決が出ています。スウェーデンで「M&M’S」を売るためにはパッケージデザインを「m&m’s」ではなく「M&M’S」で売れという話ですね。
Marabou社のお菓子「m」のロゴは確かに似ています。しかもスウェーデンにおけるMarabou社の存在は大きいです。1916年創業で高価だったチョコレートを大衆の手に届くお菓子にした国民に愛されるメーカーです。
多くの雇用を生み出し、持続可能な社会づくりに貢献し、基金を立ち上げシンポジウムを開くなど、社会への影響力も強いです。
その国内企業を同国の司法が守ったのですから、筋としては納得できます。スウェーデン旅行ではせっかくですからMarabou社のお菓子「m」を大いに楽しみたいですね。