日中韓で意外と違う!?カルチャーショックを受けた各国の「当たり前」
台湾の結婚式は「終わり」がない?
中国の南部・福建省や広東省から明や清の時代に移住した漢民族の子孫(本省人)が多い台湾の歴史を考えると、伝統的な台湾の結婚式は、やはり中国の漢民族の文化を色濃く受け継いでいるみたいです。
赤色を縁起のいい色と考え、式場の飾りや贈り物に赤色を多用する点などは台湾も同じです。
もちろん西洋化の波を受け、白色のウェディングドレスを好んで着ると若い台湾人の知人がいっていましたが、結婚式の当日朝に新郎が新婦を迎えに行く親迎(台湾では「迎娶」と呼ぶ場合も)の儀式(六礼のひとつ)も多数派の中国人と台湾人は共通しているようです。
では日本の結婚式と台湾の結婚式では何が違うのでしょうか?
デザートが終了の合図
日本の文化にも詳しい台湾人の同業者に聞くと、披露宴の閉会の仕方が挙げられるのではないかとの意見がありました。台湾の結婚式にははっきりした終わりがないとの話。むしろスタートの時刻も守られないそう。ゆるく始まりゆるく終わるのですね。
お開きに関していえば、料理のデザートが配られるタイミングなどをひとつの目安にゲストは自分の意志で席を立ち、そのまま引き上げるみたいです。
新郎新婦と最後に一緒に写真を撮りたい友人などは、新郎新婦が出入り口でゲストを見送るタイミングを見計らいます。
<新婦の友達や親戚は披露宴が終わる前に、会場を離れなければならない。すべて終わってから帰ることは禁忌とされている>(台日結婚式の文化-国際結婚の文化衝突や融合について-より引用)
といった記述もインターネット上で見られました。
ただし、この明確な終わりなく引き上げる点については調べてみると中国も同じ様子。日・中・台の違いというよりも、日本と中・台の違いといった感じですね。
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