異形の飛行機「スーパーグッピー」も!航空博物館&エアバス工場見学
「スーパーグッピー」やエアバス公式グッズショップも
また、「スーパーグッピー」と呼ばれる大きな貨物機も展示されていて、これも中に入ることができます。
「スーパーグッピー」の正式名称は「Aero Spacelines B-377 Super Guppy」であり、旅客機の主翼や胴体など大きなサイズの貨物を空輸するための貨物輸送機。見た目からとてもインパクトがある飛行機です。
かつて世界の空で大いに活躍した「A300B」の機内見学も可能。1972年10月に初飛行したワイドボディ機で、いまも主に貨物便などで現役。「300」は当時の座席数300席にちなんだ名称です。
日本ではかつて東亜国内航空(のちの日本エアシステム、JAS。日本航空として運用された時期も)が導入して運航していました。当時のままの座席やコックピット、透明のアクリル板越しに貨物スペースも見られます。
その他、エアバス社が歩んできた歴史のパネル展示をはじめ、過去そして現在も活躍する機種のモデルプレーン、操縦体験ができるシミュレーター、マーシャラー体験のコーナーなども。
飛行機が好きなら、1日ずっと滞在しても時間がとても足らないでしょう。
博物館には、エアバスのグッズなどが買えるオフィシャルショップもあります。
雑貨や文具、アパレル、モデルプレーンなどが勢ぞろいし、どれも日本で手に入れるよりも安いので、お土産にもおすすめです。
工場見学はセットがお得!製造工程が見られるチャンス
エアバスの工場見学は、航空博物館が受付と集合の場所です。工場見学は定員制なので、できれば事前予約しておきましょう。集合時間は厳守。ガイドの案内言語はフランス語、英語、スペイン語など(日本語はなし)。
まず、エアバスに関する紹介映像を見た後、専用のバスに乗り、工場敷地内へ入っていきます。
そして、バスから降り、航空機の組み立てラインを見学。どの航空機が見られるかは運次第。ちなみに、写真撮影は工場敷地内では一切禁止です。
その後、博物館の外に展示している、エアバスの「A400M」という軍用の中型輸送機の機内を見学します。ここは写真撮影可。工場見学参加者のみ、機内に入ることができる貴重な機会です。
なお、博物館や工場見学から、トゥールーズ空港を発着する旅客機や試験飛行する機体、ベルーガなどをじっくり眺めることは残念ながらできません。
空港の外周へ行く必要があり、車もしくはタクシーが必要です。空港にも展望デッキはないので注意を。
近年、世界の空で活躍が目覚ましいエアバス社の博物館と工場見学。
フランス・トゥールーズは、ユネスコ世界遺産に指定されている「ミディ運河」をはじめとした歴史的な遺産が数多く見られる美しい街です。
フォアグラや鴨のマグレなどのガストロノミー、ワインも絶品。1泊ではとても物足りず、数日滞在がおすすめです。
- アエロスコピア航空博物館
- 入場料:大人14ユーロ、学生11ユーロほか(工場見学がセットだと大人25ユーロ~)
- 定休日:12月25日、1月1日
- 9:30~18:00
- 公式サイト
- image by:シカマアキ
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。