いくつ集められる?京都府のお城×御城印全19種

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2022/05/18

念願のお城!の寿命は短く…?

園部城跡@南丹市

image by:森の京都DMO

JR園部駅から徒歩25分のところにあるのが園部城跡(園部高校)です。なんと、このお城は明治になってから築城された“日本最後のお城”なんです。1619(元和5)年に園部藩ができたものの、幕府からお城を建てる許可が下りたのは250年後!

そして1869(明治2)年にようやく園部城が完成しました。が、しかし、1871(明治4)年の廃藩置県の影響で翌1872(明治5)年4月から城内の建物が払い下げられ、取り壊されてしまいました。なんとも儚い……。

現在は櫓門、巽櫓(たつみやぐら)、番所の3つの建物が残り、京都府暫定登録文化財にも指定されています。園部高校に電話予約すると巽櫓の展示室を見学できますよ。

左:園部城御城印300円/右:デジタル版700円

園部城の御城印は、南丹市立文化博物館と園部文化観光協会で購入できます。写真左は通常版で、お城の紋を背景に園部藩主・小出氏の家紋「丸に額」をあしらっています。写真右は、昨年に完成した第3弾の御城印。『園部藩参勤交代行列図』の一部が描かれています。

そしてこの御城印、よーく見てください。上部にうっすら見える櫓は、レーザーで彫った透かしなんです!光にかざしたり、色紙の上に置いたりするとまた違った見え方ができて面白いですね。

南丹市立文化博物館では、園部城や南丹市の歴史資料を見ることができます。数奇な運命をたどった園部城の歴史もぜひ見てみてください。

■■INFORMATION■■

園部城
住所:京都府南丹市園部町小桜町63
電話:0771-62-0051(園部高校)
販売場所:南丹市立文化博物館(9:00~17:00、入館料310円)/園部文化観光協会(0771-62-0050)
南丹市文化博物館
園部文化観光協会

キリシタン武将・内藤ジョアンの居城

八木城跡@南丹市

image by:森の京都DMO

南丹市にある八木城跡は、城域の広さから黒井城・八上城と合わせ丹波三大山城といわれています。八木城は、内藤氏が丹波守護細川氏の代わりとして住んでいました。


その後、内藤家に婿入りした宗勝とその息子ジョアン(※)が城主となりますが、明智光秀の丹波侵攻によって落城。現在は石垣などが残っています。また、本丸跡は整備され、市内を見渡せる絶景ポイントになっています。

※内藤ジョアン(如安)…キリシタン大名で八木城最後の城主

こちらの御城印は、八木町内の商店街のお店でお買い物するといただけます。取扱店は八木町観光協会でご確認ください。写真左の御城印には、内藤家の家紋「下がり藤」、写真右の御城印にはジョアンの家紋があしらわれています。

また、5月から新御城印が3種類登場予定!詳しくは八木町観光協会(0771-42-5850)までお問い合わせください。

■■INFORMATION■■

八木城跡
住所:京都府南丹市八木町八木
電話:0771-42-5850(八木町観光協会9:00~12:00/月・水・金曜)
販売場所:八木町内の商店街店舗

光秀の丹波侵攻において随一の協力者・小畠氏の居館

宍人城跡(宍人館跡)@南丹市

写真の赤丸部分が宍人館跡、黄色斜線が城跡。写真提供:南丹市立文化博物館

南丹市にある宍人城(ししうどじょう)は、小畠氏によって築城されたと伝わっています。1575(天正3)年に明智光秀が丹波へ侵攻する際、小畠氏は光秀の与力として活躍していたのだそう。

ちなみに、城跡は山頂に、小畠氏が居館とした宍人館跡は山の麓にあります。見学する場合は、比較的足を運びやすい宍人館跡がおすすめです。

宍人城御城印/300円

御城印は、小畠氏の家紋と、縁のある小出氏の家紋がデザインされています。また、「宍人城」の字は、亀岡市の書家・森与兵衛さんによるもの。園部駅から徒歩20分の犬石書店のほか、南丹市立文化博物館、園部文化観光協会でも購入できます。

■■INFORMATION■■

宍人城跡
住所:京都府南丹市園部町宍人
販売場所:犬石書店(平日9:00~20:00、土曜・祝日10:00~19:00)/南丹市立文化博物館、園部文化観光協会(0771-62-0050)
問い合わせ:見学希望の方はパンフレット記載(P5)の小林様までご連絡ください


初心者でも訪れやすい山城

image by:森の京都DMO

「京都の自然200選」に選ばれている琴滝の北側に位置する「須知(しゅうち)城跡」は、南北朝時代に須知氏によって築城されました。

こちらも1579年に明智光秀の丹波侵攻の際に落城、その後の侵攻の拠点の一つとなりました。須知城跡は標高384mの山中にありますが、登山道が整備されているので、比較的歩きやすいのがうれしいポイント。

須知城御城印/300円image by:京丹波町観光協会

須知城の御城印にデザインされているのは、須知氏の家紋「対い雁」です。こちらは須知城跡登り口・明石(あげし)から徒歩30分ほどのところにある京丹波町観光協会で購入できますよ。

また、須知城跡の近くには明智光秀が再興したと伝わる玉雲寺も。健脚さんは歩いて回ってみてくださいね。

■■INFORMATION■■

須知城跡
住所:京都府船井郡京丹波町市森
電話:0771-89-1717(京丹波町観光協会9:00~17:00)
販売場所:京丹波町観光協会
京丹波町の観光情報発信サイト

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