本当に美味い「朝食」が食べられる、日本全国のおすすめ旅館・ホテル10選

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2023/05/17

プライベート、仕事の両方でホテル旅館に泊まることがちょくちょくあります。旅がらすというほどでもないので、ならすと年間で20泊から30泊くらいでしょうか。

チェックアウトの時間があまりにも早朝でない限りは、宿で朝食をとるようにしています(近所にお目当ての朝食どころがある場合は除く)。

朝食って、宿選びにおいて夕食ほど重要視されるところではありませんが、平均よりもぐんと美味しかったり、センスがある内容だったりするととっても嬉しくなりますよね。

朝食の美味しさはリトルハッピネス。気分よくご機嫌に過ごす一日のスタートボタンを押してくれる存在だと思っています。

もちろん、食事の内容は金額に準じたものなので、高い宿になればその分満足度が得られる確率は高くなりますが、美味しい食事を提供しようという宿側の気持ちは値段だけでは測れません。

今回は当然金額に対する費用対効果も入れた視点で、個人的に朝食が印象に残っている宿を紹介したいと思います。

シンプルな食材につまった北の味覚と宿のこだわり!「ホテル季風クラブ知床」/北海道

image by:Tripadvisor

知床半島、ウトロ集落。オホーツク海に面して位置する「ホテル季風クラブ知床」は、温泉と素材にこだわった手作り料理で旅人を迎えてくれるもてなしの宿です。

image by:Tripadvisor

朝食のテーブルでは、まず山盛りの見るからに新鮮な野菜サラダ、そして美しく並んだ色とりどりのおかずに目が奪われます。

宿ではドレッシングをはじめ、味噌やふのりなど多くの調味料や食材を手作り。


地元の素材と味にこだわった食事を盛り付けるのも職人が丁寧に仕上げた木の器やナラ材のお盆で、とことん地産にこだわった食卓には思わず拍手!

いくらの醤油漬けや塩しゃけといった北海道ならではのおかずの美味しさはもちろん、卵焼き、香の物など小皿ひとつも手抜かりのない完成度。

image by:Tripadvisor

そんな白いご飯にぴったりなおかずと共にいただくのが蘭越町の農家さんで作られたお米「ゆめぴりか」。

炊き立てのこの「ゆめぴりか」の美味しさがまた素晴らしく、私はこの朝ごはんで北海道の「ゆめぴりか」の美味しさに衝撃を受け、それから自宅でも「ゆめぴりか」を食すようになりました。

身体の隅々までじんわりと染み込む完璧な朝ごはんです。

  • ホテル季風クラブ知床
  • 北海道斜里郡斜里町ウトロ東318
  • 0152-24-3541
  • 公式サイト

目の前で焼き上げるワッフルVS山わさびごはん「OMO07 旭川」/北海道

OMO7旭川 by 星野リゾート

旭川観光の拠点におすすめの「OMO07 旭川」は、1Fのカフェレストランでいただく朝食がお気に入り。

和食、洋食がそろったビュッフェスタイルというのは珍しくありませんが、こちらのホテルは朝からとっても楽しい気分になれるビュッフェなんです。

image by:OMO7旭川 by 星野リゾート

注目の目玉メニューは、目の前で焼き上げてくれるワッフルおろしたてのわさびをたっぷりかけていただく山わさびごはん

通常ワッフルというと甘いものを連想しますが、サーモンやチーズを添えた食事としていただけるセイボリーメニューもそろっているのが特徴。

ほかにも新鮮な野菜、ハム類、卵料理、一口サイズのパンなどなど品数豊富なのでどれを食べようか迷ってしまいます。

image by:OMO7旭川 by 星野リゾート

山わさびごはんをメインにメニューを組み立てるなら、サラダに卵料理とおばんざいをおかずにどうぞ。

この山わさびごはん、トッピングとしてしらすやかつお節等が用意されていますが、最近は期間によってローストビーフやマグロといった豪華トッピングも登場しています。

洋食と和食どちらも選べないという人は、まず山わさびごはんをメインに和のメニューを食し、食後にデザートと称してコーヒーと一緒に甘いワッフルがおすすめ。

全部は食べきれないので、朝ごはんのために連泊したくなるホテルです。

  • OMO07 旭川
  • 北海道旭川市6条通9丁目
  • 050-3134-8095(宿泊予約10:00〜18:00)
  • 公式サイト

秋田の美味とおもてなしづくしの優雅な朝ごはん「夏瀬温泉 みやこ忘れ」/秋田県

客室露天。image by:夏瀬温泉 都わすれ

秋田の小京都、角館から車で約30分。抱返り渓谷県立自然公園内に位置する秘湯「夏瀬温泉 みやこ忘れ」は江戸時代から薬湯として知られています。

その湯の素晴らしさと並び食事もとても印象深い宿で、素材の味を最大限に引き出した秋田の食がいただけるのが魅力。

朝食の献立はサラダ、卵料理、焼き魚、納豆等々、定番の和食献立ですが、そのひとつひとつに宿のこだわりもてなしがこれでもか!と感じられるもの。

image by:小林繭

ワラに包まれた納豆は名産品である畑のキャビア、とんぶりと共に。たっぷりの鍋に入った湯豆腐はしっかりとした味わい。

焼き物には秋田のご馳走魚としてお馴染みのハタハタやしゃけなどが用意され、好きなだけテーブルで焼いていただきます。

だし巻き卵も湯気が立った焼き立てを切り分けたものを配ってくれるのだから有難い。こちらも好きなだけおかわり自由です。

ほかにもサラダ(サラダバーで好きなだけどうぞ)をはじめ、小鉢や漬物、温泉卵など炊き立てのあきたこまちをひきたてるおかずの充実は申し分ありません。

ちなみに飲み水として湧水を竹筒で用意してくれるあたりにこの宿の気の利きようが現れていると思います。

image by:小林繭

食後のコーヒーとヨーグルト&フルーツはテラスやラウンジに移動してゆっくりといただけるのも素敵だなと思いました。

  • 夏瀬温泉 都わすれ
  • 秋田県仙北市田沢湖卒田字夏瀬84
  • 0187-44-2220
  • 公式サイト

手作りの優しい味におもてなしの気持ちをトッピング「高湯温泉 安達屋」/福島県

ラウンジ。image by:安達屋旅館

客室全18室のこぢんまりした「高湯温泉 安達屋」は、歴史をさかのぼると江戸時代の慶長年間にたどり着く老舗の温泉宿です。

お湯の素晴らしさはもちろん、客室の整え方や食事、もてなしにまで居心地のよさを追求する姿勢は、先代の時代から受け継がれるこの宿の在り方のように映ります。

囲炉裏でいただく夕食。image by:小林繭

囲炉裏でいただく夕食の美味しさにも定評がありますが、暖炉のあるラウンジでいただく朝食もお気に入り。

というのも出されるおかずすべてがやさしい美味しさを感じられる味付けで、丁寧に手作りされていることがわかるから。

ビュッフェスタイルだった際の「春の朝食」image by:安達屋旅館

以前は品数豊富なビュッフェスタイルでしたが、新型コロナを機に現在は木箱に盛られた和食の朝食膳+パンや飲み物のビュッフェスタイルへと変わっています。

地元の新鮮な野菜や食材にこだわり、卵料理や焼き魚はもちろん小さな鍋やお刺身まで充実の内容。

朝から豪華なおかずが並ぶので、毎回思わず昨夜の食べ過ぎも忘れて箸が進んでしまうのです。焼きたてのパンと種類豊富なジャムもあるので洋食派の人にも優しい配慮。

決して高い宿ではないので、コストパフォーマンス的な視点から見るとかなりのハイレベルです。細やかなもてなしの気持ちが注がれた朝ごはんと言えます。

  • 安達屋旅館
  • 福島県福島市町庭坂字高湯21 
  • 024-591-1155
  • 公式サイト

朝から薪火料理とスパークリングで気分上々「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA」/神奈川県

image by:小林繭

横浜のリノベホテル「HOTEL THE KNOT YOKOHAMA」は、横浜らしく客船のキャビンをイメージした客室やACMEの家具など、ディティールにセンスを感じるカジュアルホテル。

1Fにあるレストラン「SOMKE DOOR」でいただく朝食にもこのホテルらしいこだわりが満載です。薪火料理を売りにするこちらのレストランでは、朝から薪で焼きあげた野菜がビュッフェに登場します。

image by:HOTEL THE KNOT YOKOHAMA

香ばしく甘みをぎゅっと濃縮された野菜をたっぷりサラダに添えて、地卵を使った卵料理(エッグベネディクトやオムレツなどからセレクト)とともにいいただくアメリカンブレックファストスタイル

これだけでも十分に特別感のある内容ですが、パンは自家製の焼きたて、コーヒーも好みの炒り具合を選べる自家焙煎で、ひとつひとつのディティールへのこだわりっぷりが徹底しています。

ドリンクバーには朝からスパークリングが並ぶのも素敵で、ホテルでいただく朝食の醍醐味を網羅した朝ごはんと言えます。

しかも決して高くないので、★をたくさんあげたくなるはず!

  • HOTEL THE KNOT YOKOHAMA(ホテル・ザ・ノット ヨコハマ)
  • 神奈川県横浜市西区南幸2-16-28
  • 045-311-1311
  • 公式サイト

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