日本ではありえない?座っただけで文句をいわれる韓国のリアルな日常生活

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2023/04/19

海外生活は、驚きの連続。ときには、母国では考えられないような独自の文化考え方にカルチャーショックを覚えることもあるでしょう。

そこで今回は実際に、韓国人が日本で「ありえない」と思ったことなど、母国との違いについてアンケートを実施。よくも悪くも驚いたできごとについて教えていただきました。まずは、交通機関にまつわるエピソードから伺っていきましょう。

優先席に座ると文句をいわれる?

image by:2p2play/Shutterstock.com

韓国の電車も日本同様、お年寄りや身体が不自由な人のための「優先席(韓国語で『老弱者席』)」が設置されています。

日本ではあくまでも「優先席」として、対象の人以外が座ってはいけないというルールはありませんが、韓国では優先席利用者に対する絶対的なルールがあるそうです。

「どんなに車内が空いていても若者は優先席に絶対に座りません。もしも座ったら、周りから『若いくせに』と注意されます。だから日本とは優先席に対する考え方が違うと思いますね」

韓国人は儒教の教えに従い、目上の人を敬うことを徹底されています。そのため、優先席以外でもお年寄りや年長者に席を譲ることは当然の行為と考えるようです。

優先席にまつわるトラブルが多発

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「車内で女性がで立っていると、男性が席を譲ってくれることがあります。当たり前のように譲ってくれるのでありがたいです。日本では男女関係なく席に座っているので、譲ってもらったことはありませんが、妊娠している人にすぐ譲る文化はとても素晴らしいと思いました」

これだけ聞くと素敵な文化ですが、実は優先席にまつわるトラブルが多いのも事実。

お年寄り同士は座席に座るために年齢で競い合ったり、妊婦さんは本当に妊婦なのかと疑われたり…。そこは儒教の教えに基づいた、慈しみ、思いやりを持つ「仁」の精神を生かしてほしいところです。


バスを降りたくても降りられない?

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交通機関に関していえば、バスの降車問題も厄介なのだそう。

「日本のように『お客様優先』や『安全第一』という考えがないので、客に対する心遣いとかは考えないほうがいいかもしれません(笑)たとえばバスの乗車中、降車ボタンを押しているのに少しでも降りるのが遅いと判断されたらドアを閉められて発車されます。ボタンを押したからって、絶対降りられると思ってはダメなんですよ(笑)」

さらに韓国のバスは運転が荒く、とんでもないハイスピードで走るというのも有名な話。乗車中は転倒などの恐れもあるので、安全に乗車して目的地へ向かいたいですね。


店頭で食事するのは当たり前

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続いては、韓国のさまざまな「お店」に関する話題を紹介していきましょう。

韓国では、サービスを与える側と受ける側は常に対等な立場であるという考えのもと、店員さんは仕事中も気兼ねなく過ごしているようです。

「コンビニの店員さんは、レジ打ちしながら電話したり食事したりしています。それが当たり前なのでとくに驚くことはありませんが、日本人の友人は結構カルチャーショックを受けたといっていました」

「韓国ではお客さんがきても平気で食べ続けます。日本ではドリンクを飲むときもレジの下や見えないところで飲みますよね。水分補給はとても大切なので普通に飲めばいいのにと思ったことがあります」

日本ではまず見ない光景なので、最初はかなりカルチャーショックを受けそうですね。

クレジット決済のサインを勝手に書く

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「クレジットカードで決済する際、サインをすることがあると思うんですけど、韓国のお店では店員さんが代わりに書いてくれることがあります。もちろんお店によりますが、日本では絶対にないですよね。サインを店員さんが勝手に代筆したときは、日本人の友人がかなり動揺していました。韓国では割と普通です」

さらには、「店は開いているのに店員さんが不在な時間もある」というように、防犯対策が無防備すぎることも驚き。

こちらが心配になってきますが、このゆるさが韓国のいいところなのかもしれませんね。

学力レベルの高い地域へ引っ越すことも

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「日本では学区ごとに通う小中学校が決まりますが、韓国は基本的に高校受験がなく、小学校~高校まで学区で指定されます。そのため、大学受験に有利なように、子どもが小さいうちから学力レベルの高い学区に引っ越す家庭が少なくありません」

韓国は世界でも有数な学歴社会。子どものうちから勉強に力を入れる韓国ならではの考え方ですね。

家賃制度が特殊

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「韓国の独特な家賃制度『チョンセ』があります。これは契約時に一定の保証金を預けることで、毎月の家賃が無料もしくは数万円程度になる制度なんですが、日本にはないですよね。さらに引っ越しする際には預けた保証金が全額戻ってきます

最初の保証金さえ確保できれば、それ以降は戻ってくるお金で引っ越しやすいのがいいですね。日本は転居時の初期費用がネックなのでうらやましい限りです。

今回は韓国人が日本で驚いたこと、母国との違いについてたくさんお話ししていただきました。みなさん驚くできごとは多々あれど、お互いの文化の違いを楽しんでいる様子。

しかしながら、規則にあまり縛られない自由さが魅力でもあり、常に進化し続ける韓国カルチャーへの注目は高まるばかり。お互いの国の違いを楽しみながら、人間味あふれる楽しい生活を送っていきたいですね。

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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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