歩いて感じる非日常。現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」

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2016/08/03

幅広い層に向けたプログラム

内容としては、現代美術舞台芸術普及・教育の3つのジャンルに分かれています。

主要コンテンツは現代美術ですが、10月に一挙に舞台芸術の作品が上演される「レインボーウィークス」は見所のひとつ。

カンパニーDCA /フィリップ・ドゥクフレによる歌、ライブ演奏、芝居などで繰り広げる夢幻的なスペクタクルをはじめ、多様な演目を短期間の滞在で鑑賞することができるようになるので特に舞台芸術好きの方にはおすすめです。

カンパニーDCA/フィリップ・ドゥクフレ『コンタクト』 2014 photo: Laurent Philippe

また、鑑賞だけではなく、ワークショップに参加したり、親子で創作できたりするプログラムもラインナップされているので夏休みの自由研究にもぴったり。自分で手を動かして、ものを作れば、また違った視点で、アートを楽しむことができます。

ジョアン・モデ《NET Project》 SESC Barra Mansa、リオデジャネイロ 2003- photo: João Modé
 
ルアンルパ《ruru》 第31回サンパウロ・ビエンナーレ 2014 photo: ruangrupa

あいちの街を再発見

アートだけではなく、名古屋城や名古屋テレビ塔に行ったり、ひつまぶし、味噌おでんといった定番名古屋グルメを味わうもよし、あいちの魅力に改めて触れることができます。

アートを理解するのには特別な知識が必要なイメージがありますが、オープンマインドで触れるのが、現代美術の醍醐味。特にこういった芸術祭は、祝祭ムードが高いので、お祭り気分だったり、スタンプラリー感覚で訪れるワクワク感が大事だと個人的には思っています。

何よりも同じ県の各地区がアートで繋がるなんて、ステキですよね。そんな喜びに溢れ、いきいきしている愛知県にこの機会に是非、訪れてみてください。歩きやすい靴を履いてね。

ダニ・リマ「Little collection of everything」 2013 Photo: Renato Mangolin

SNSでもこの芸術祭を楽しみにしている人たちがたくさん。

あいちトリエンナーレ2016

【期間】2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)[74日間]

【会場】

愛知芸術文化センター

名古屋市美術館

名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)

豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)

岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)

【料金】一般1800円(中学生以下は無料)

source:あいちトリエンナーレ2016


※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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東京生まれ。構成作家、ライター。
パリ第8大学造形美術学部修士課程終了。パリ滞在を経て、自分が生まれた日本をもっと知りたい!と思うようになりました。特に芸術祭が開催される場所を巡るのが好きです!

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