ジモトのココロはTRiP EDiTORに生まれ変わりました。

6千人のユダヤ人が上陸した過去も。鉄道と港の町「敦賀」の意外な歴史

御田けいこ
御田けいこ
2018/02/07

「北陸一の駅舎」を継承する敦賀駅

明治42年6月、現在地に移転した敦賀駅(戦災にあうまで北陸一の大駅舎)(画像提供:『「ふるさと敦賀の回想」より』

 

1869年には日本初の鉄道4路線の1つに京都・敦賀間が決定。

そして前述したように、欧亜国際連絡列車が運行されるなど、敦賀は鉄道によっても発展した。とくに1909年から敦賀大空襲にあう1945年まで建っていた2代目の駅舎は「北陸一の大駅舎」といわれ、写真を見ると威風堂々とした佇まいだったことがわかる。

敦賀駅交流施設「オルパーク」
敦賀駅交流施設「オルパーク」

 

2014年にお目見えしたJR敦賀駅交流施設「オルパーク」は、北陸一の駅舎と呼ばれた頃のイメージを継承するデザイン。建築家の千葉学氏が設計を手がけた。当時の駅舎の特徴だった「中央玄関に擁する2つのウイング」を、木造りの「2つの箱」で表し、さらにその「2つの箱」をガラスで包むことで「縁側空間」を生み出し、敦賀の温故知新を感じさせるモダンな造りだ。

 

また、オルパークや駅前広場のサイン(案内掲示板)のデザインは東京オリンピックやパラリンピックの公式エンブレムを手がけたデザイナー野老朝雄(ところあさお)氏によるもの。

オルパーク内のサイン
オルパーク内のサイン

 

現在、東京・金沢間が開通している北陸新幹線だが、敦賀駅まで延伸されることが決定している。

そして敦賀市は人道の敦賀ムゼウムや敦賀赤レンガ倉庫のある「金ヶ崎周辺」、北陸道の総鎮守である氣比神宮への参道でもある「本町商店街」などの整備に取り組む。敦賀駅は新たな観光客を迎え入れる玄関口となり、人々は記憶が蓄積された場所を訪れ在りし日の敦賀を偲ぶのだろう。

 

敦賀駅交流施設「オルパーク」
福井県敦賀市鉄輪町1-1-19
0770-20-0689
http://orupark.jp

 

 

取材協力:敦賀市

御田けいこ

人生の設定は「いつでも、どこでも、食いしん坊バンザイ!」。人に会い、土地を歩き名物にふれ、郷土の味をあじわいつくす、をテーマに今日もどこかを踏みしめ歩いています。広島県生まれ。

6千人のユダヤ人が上陸した過去も。鉄道と港の町「敦賀」の意外な歴史
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます
ついでに読みたい
 京都 外国人が殺到する城崎温泉、どうやって訪日観光客を36倍に伸ばしたか? ★ 3547
 青森 これ全部、70代のおじいちゃんの手作り。青森県おいらせ町の巨大ガンダム ★ 1352
 その他のエリア 外国人の「日本酒」爆買いが止まらない。世界に広がる地元のSAKE ★ 1018
 全国 日本に来た外国人がリアルに買っていく「意外なお土産」 ★ 521
 全国 移住希望ランキング、長野、富山、新潟、北海道はなぜ人気が高いか ★ 511
  現役・女子大生が立ち上げた「ジャケ買いされるホテル」が話題沸騰 ★ 374