【中国・恩施市】山奥にある18分かけて渡る世界最長のエスカレーター
国内外問わず、旅行をする上で最も大切なのは、何だと思いますか?私は断然、「丈夫な足腰」だと思います。旅行の主な目的は観光なので、あれも見たい、あそこも行っておきたい、という調子で、一日中歩き回るわけです。特にお年寄りは、若い人たちに比べて余暇が多い分、旅行を趣味にしている方も多いでしょう。そんな旅好きには必見の、旅の疲れを半減するかもしれない観光スポットが中国に登場しました。
自然保護をテーマに設置された世界最長のエスカレーター
image by: 微博
中国の恩施市に広がる大峡谷「恩施グランドキャニオン」は、湖南省、重慶市、湖北省の境目に位置しており、清エ流域で一番美しい場所と称されています。
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今回そこに出現したのは、その長さ945フィート(約688メートル)を誇り、渡り終えるまで18分もかかるという世界最長のエスカレーター。
観光客の増加を狙っているそうです。
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本プロジェクトを企画したXiong Yan氏は、People’s Dailyの取材に対し、「全体的に、この開発計画は、自然保護をテーマとしている。
木製の構造や、エスカレーターの屋根にグレーのタイルが敷き詰められていることからも分かるだろう」と語りました。
エスカレーターの最初の部分は2011年に完成し、その後一般利用されていました。
そして今回、ついにその全てが完成したのです。En’shi Grand Canyon Scenic Spotの代表者は、「今では観光客はエスカレーターに乗って山を下ることができます。歩いて回ることに比べると、疲労の具合が全然違います」と語ります。
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このエスカレーターは、1時間に7,300人の観光客を乗せることができるとのことで、年間観光客数の目標は60万人だそう。
ちなみに利用料金は1人20元(約310円)。
すでにこのエリアを観光で訪れた人たちの中には、「実際にはエスカレーターを使わずに階段を使ったわ」という人や、「父親と祖母はエスカレーターを使ったけれど、最終的には階段を使って山を下った人たちよりも到着が遅かった」などとコメントしています。
こんなところに中国のグランドキャニオンがあったとは、これまた驚きですね。
どれほど観光客を増やせるのかは不明ですが、確かに階段に比べると疲れの具合が違うというのは安易に想像できますし、これなら家族3世代での旅も疲れることなく、楽しめるかも知れません。
歩くことなく絶景を堪能できるというこのスポット、みなさんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
公式サイト 恩施グランドキャニオン
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Source by: MIRROR, 恩施グランドキャニオン
文/貞賀 三奈美
※本記事はMAG2 NEWSに掲載された記事です