まるでミリタリーなテーマパーク。横田基地「日米友好祭2018」
自動販売機に長蛇の列? 一体なぜ?
友好祭の魅力の1つに、日本ではあまり見られないものを購入することができます。日本では売られていない飲み物や、正真正銘の米軍払い下げ品といった、普段はなかなか買えないものを直接購入できるという楽しさがあります。
展示飛行機の近くでは各チームのオリジナルTシャツやワッペンが売られていて、カメラを提げた大きな子どもたちが目を輝かせていました。また、いろんな味の炭酸飲料がお土産として定番なのか、自動販売機には長蛇の列が絶えませんでした。
どうやら横田基地にある自動販売機では、エナジードリンクでおなじみの「モンスターエナジー」の品揃えが豊富で、日本未上陸品も購入できるとか。店頭でも販売されていましたが、圧倒的に自動販売機が人気でした。
ちなみに私の戦利品は、モンスターエナジーのコーヒー版。日本ではまずお目にかかれませんが、カフェインは濃いのでしょうか? お店の人いわく甘いそうですが、家に帰ってから「C-130」のコックピットの座り心地を思いだしつつ、飲んでみたいと思います。
基地周辺でお店を開いている雑貨屋さんも出店されていたようで、お土産品も充実していました。キーホルダー、パッチワッペン、ピンズ、キャップなど充実の品ぞろえです。
お祭りなので、屋外、屋内に合計3つのステージが展開されており、各所でバンド演奏やダンスの発表などが行われていました。時には、こんな力自慢イベントも。
派手なアトラクションが展開されたり、有名シンガーやアイドルのライブがあるわけでもなく、基本的には規模がやたらと大きな文化祭といった感じの横田基地の友好祭。でも、たくさんの戦闘機や輸送機を開放していて、もはやミリタリーテーマパークかエアフォース博覧会のような独特な世界が広がっているように感じます。稀有な体験ができるという意味で、貴重な時間を過ごすことができました! 多くの人が集まる理由がわかります。
周囲はほとんど日本人ばかりですが、だだっ広い土地に細かいことは気にしない良い意味でも悪い意味でもおおらかな雰囲気がイベントに漂うのは、やはりアメリカといったところでしょうか。
日本じゃないアメリカの一部が切り取られ、会場のあらゆる場所でそれらを見たり食べたり飲んだりすることができることも、やっぱり多くの人達が集まってくる理由の1つと言えるでしょう。ちなみに2日目のフィナーレは花火も打ち上げられました。これを見るために夕方ぐらいから訪れていた方も大勢いるそうですよ。
そして友好祭の最後は、花火で締めくくり。また来年、お会いしましょう!
(Yokota Air Base 公式HPより)https://t.co/dR4HH5RiRS pic.twitter.com/uEq2H6TQ8B-在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) 2018年9月17日
なぜ横田基地の友好祭はそれほどまでの人が集まるのか。その秘密をさぐるべく横田基地まで行ってきたわけですが、いやビックリしました。広い広い敷地に日米を代表する戦闘機や輸送機、航空機がズラリと並び、しかも近い! 戦闘機との距離がありえないほどに近いのです。
特に乗り物大好き男の子はぜひ行っておくべきではないかと思いました。さらにはステーキをほおばり、ビールも飲めて、日本では買えないモノが買えてしまう楽しさもあり、これはもはやミリタリーなテーマパーク!? と感じられるお祭りでした。
そんなわけで、とても充実していた横田基地日米友好祭。まだ行ったことがないという方は、来年にでもぜひ行ってみてほしいと思います。会場はとにかく広いので、履きなれた歩きやすい靴でのご参加をおすすめします。
あとあと、とにかく人が多くて、何かを食べたりしようとしたら、列に20~30分以上は覚悟して並ぶ必要があります。基本に滑走路ですから座ったり休んだりするのに相応しい場所がほとんどなく、日陰もありませんので、来年訪れる際は熱中症などに十分注意した上で参加してみてくださいね。
撮影:いしかわこうき