2021年9月21日は「中秋の名月」。絶景の星空を楽しめる天体観測スポット7選
秋といえば月が美しい季節で、その光り輝く姿は古来より、世界中の人々を魅了してきました。日本では「中秋の名月」といい旧暦の8月15日にお月見を楽しむ風習があります。
2021年の「中秋の名月」は9月21日です。とはいえコロナ禍のいま、不要不急の外出はNG。そこで今回は写真だけでも楽しめる、関東・甲信越地方の天体観測スポットをいくつかご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
笹ヶ峰高原/新潟県
新潟県妙高市にある上信越高原国立公園内の「笹ヶ峰(ささがみね)高原」は、山に囲まれているため、夜になっても光が少なく、満天の美しい星空が広がります。
もちろん月の美しさも格別。標高1,200m~1,300mに広がる盆地状の高原のため、晴天の割合が高いとされています。
- 笹ヶ峰高原
- 妙高市公式サイト
燕岳/長野県
「燕岳(つばくろだけ)」は、飛騨山脈にある標高2,763mの山です。山頂から見る星空は、まるで別世界のような美しさ。
「日本二百名山」や「新日本百名山」にも選ばれているほど。さらに星空のほかにも、美しい高山植物や「イルカ岩」、「めがね岩」といった奇石群があり、見どころももりだくさんあります。
- 燕岳
- 長野県公式サイト
阿智村/長野県
長野県の「阿智村(あちむら)」は、環境省の「星が最も輝いて見える場所」で第1位に選ばれた、日本で一番美しい星空が見える場所です。選定されたの2006(平成18)年以降、ブームとなり星空ナイトツアーが企画されるほど。
もちろん月の美しさも格別。天体望遠鏡があれば、月の細部まで見れます。
- 阿智村
- 公式サイト
戦場ヶ原/栃木県
栃木県日光市にある標高約1,400mの高原である「戦場ヶ原」は、その高さから星空や月が美しく見えることで有名です。気候は非常に寒く、氷点下20℃以下になることがあるそう。この気候も星空を美しく見せる一因でしょう。
ちなみに「戦場ヶ原」という地名は、太古に神々がこの地で争ったという伝説によるものです。
- 戦場ヶ原
- 日光市公式サイト
奥多摩湖/東京都
東京にも観測スポットはあります。東京都西多摩郡にある小河内ダムの貯水池である「奥多摩湖」は、東京近郊の風光明媚なスポット。そして、星空や月が美しい観測スポットでもあるのです。
夜になると光が少なくなるので、澄んだ星空が一層引き立ちます。美しい月と満天の星空に魅了されること間違いありません。
- 奥多摩湖
- 奥多摩町公式サイト
菜の花台/神奈川県
神奈川県秦野市にある「菜の花台」は、海抜761mの峠です。ここも夜になると真っ暗になるため、美しい星空と月が観測できます。展望台もあり、遠くは江ノ島まで一望できるため多くの人から人気を集めるスポットです。
- 菜の花台
- 秦野市観光協会公式サイト
田貫湖/静岡県
静岡県富士宮市の「田貫湖(たぬきこ)」は、もともと沼程度の小さな水たまりでした。しかし関東大震災の影響で、周辺の水の供給が減ったため、人工的に拡張してできた湖です。
この湖の見どころは、美しい月と富士山が一緒に観られること。また、太陽が富士山頂で輝く「ダイヤモンド富士」という現象が大人気です。
- 田貫湖
- 富士宮市公式サイト
- スポット詳細記事
- >>>これぞ、神秘の絶景。「ダイヤモンド富士」を見るための季節とポイント
美しい月や星空は、大昔から数多くの伝説やロマンチックなエピソードで語られてきました。その伝説を目の前でじかに見て、忙しい日常から離れてみるのもいいかもしれませんね。2021年9月21日の「中秋の名月」は、美しいお月さまを探してみてはいかがでしょうか。
- image by:Shutterstock.com
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