さすがニッポン、不思議だらけ。伝説が根付く全国「妖怪」スポット5選
天狗 鞍馬寺/京都府京都市
京都府京都市の「鞍馬山」は、能や小説で有名な「鞍馬天狗」で知られています。ここには天狗のなかでも最高の地位にある大天狗がおり、源義経がまだ牛若丸と名乗っていたころ、剣術を教えたと伝えられています。
鞍馬山の中腹には毘沙門天を本尊とする「鞍馬寺」があり、昔から春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、現在では京都の観光スポットになっています。この寺には不思議なパワーがあるとして、多くの参拝客が訪れるのです。
牛鬼 根香寺/香川県高松市
香川県高松市にある由緒あるお寺「根香寺」には、「牛鬼伝説」が残っています。牛鬼とは、主に西日本に使わる頭は牛、胴体は鬼の姿をした人食い殺すという恐ろしい妖怪のこと。
根香寺に伝わっているその伝説とは、江戸時代、牛鬼がこの地を荒らしまわっていたため、村人たちが山田蔵人高清という弓の名手に退治を頼んだところ、見事に牛鬼を退治したそうです。そして、そのときの牛鬼の角と牛鬼の掛け軸が、現在でも根香寺に伝わっています。
こうしてみると、日本の妖怪は恐ろしいだけではなく、日本の古き良き風習や行事などを想起させてくれる郷愁のある存在といえそうですね。河童や座敷わらしなど、愛嬌があったり、幸運をもたらしてくれる存在もいます。古き良き日本を知る目的での、妖怪スポットめぐりもおすすめです。
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