怖いけど美しい。住人が消えた「ゴーストタウン」の不思議な魅力

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2023/05/05

ダイヤモンドの枯渇で砂にまみれた村

ポモナ/ナミビア

コールマンスコップから車を約2時間ほど走らせた先、ナミビアの南部に位置するのが「ポモナ(Pomona)」。こちらも同様、砂漠にのみこまれてしまったゴーストタウンです。

image by:Maurizio Biso / Shutterstock.com

最盛期の1910年代には、2年間で100カラットものダイヤモンドが採れるほど、世界でも屈指のダイヤモンド鉱山地帯だったそう。

しかし次第にダイヤモンドは枯渇し、町はいつしか廃墟に。現在は完全なるゴーストタウンです。

image by:Maurizio Biso / Shutterstock.com

建物は朽ち果て、骨組みだけが残る家屋も多く見られます。

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最盛期には砂漠にダイヤモンドがごろごろと転がり、探さずとも採取できるほどでしたが、いまでは見てのとおり一面の砂景色。当時の面影はなくなってしまいました。

世界最北端にあるゴーストタウン

ピラミデン/ノルウェー

ピラミデン」は、ノルウェー領スピッツベルゲン諸島にある町です。1910年にこの島をスウェーデンが発見するも、1927年には旧ソ連が島にある小さな炭鉱を買収。

かつて炭鉱の町として栄えた時期もありましたが、1998年に炭鉱が閉鎖されたのをきっかけに、まもなく廃墟と化してしまいました。

image by:Shutterstock.com
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最盛期には約1,200人にも及ぶロシア人が生活しており、学校や農場、音楽ホールなどあらゆる施設が利用されていましたが、現在はこのとおりもぬけの殻。

image by:Kaca Skokanova / Shutterstock.com

市民センターの前には、いまもロシア革命の指導者「ウラジーミル・レーニン」の胸像が飾られたまま。

現在は観光スポットとして、レーニンの後ろに建つ文化センターの一部をお土産ショップやカフェに改修しています。

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世界最北端にあるグランドピアノも。いまだに数多くの施設が残存しており、当時のソ連スタイルの家具や書籍などを目にすることができます。

image by:Shutterstock.com

現在は、観光客向けのホテルやショップの労働者が30人ほど住んでいるのだとか。冬のピラミデンは極寒となるため、観光客は夏に集中するそうです。

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