鍋のシメはうどん?それともご飯?地域別に見る「鍋料理」の違い
2人以上の世帯でも、個別包装タイプの鍋の素が意外と人気
自宅で鍋料理を調理して食べる際に市販の鍋の素を使っていると回答した746名に対して、「最も頻繁に購入する、市販の鍋の素やスープのタイプを以下からお選びください」という質問をすると、最も頻繁に購入する市販の鍋の素やスープのタイプは「3~4人分パック(濃縮・ストレートタイプ)」という回答が51.7%と最も多くなりました。
ただし、「個別包装の液体タイプ(濃縮ポーション)」という回答が16.5%、「個別包装の固形タイプ(キューブタイプ)」という回答が12.7%、「個別包装の固形タイプ(顆粒タイプ)」という回答が6.7%と、合計すると35.9%に。
今回のアンケート回答者900名のうち、1人暮らしをしているのは17.9%だったため、大半は2人以上で暮らしている家族世帯です。家族世帯にとっても、個別包装の鍋の素は使い勝手がよいことが伺える結果となりました。
全回答者900名に対して自宅で食べることのある鍋料理を調査すると、全体では「すき焼き」が72.2%の人から回答されており、1位となりました。次いで「寄せ鍋」が68.0%で2位に、「水炊き」が55.8%で3位にランクインしています。
特に中部地方から西日本にかけて「すき焼き」、「寄せ鍋」、「水炊き」の3種類の鍋は鉄板のようです。
全国的にも人気ながら、中部地方や西日本ではご当地メニューや郷土料理としても名が上がる3種の鍋。やはり冬には外せないメニューといえます。
食べてみたいご当地鍋、第1位は「石狩鍋」
食べてみたいご当地鍋料理を聞くと、全体では「石狩鍋(北海道)」が35.4%の人から食べてみたいと回答されており、1位となりました。
次いで「きりたんぽ鍋(秋田県)」が31.3%で2位に、「あんこう鍋(茨木県・福島県)」と「うどんすき(大阪府)」が30.3%で3位にランクインしています。
特に北日本のご当地鍋が食べてみたいと多くの人から思われていることが判明したこの質問。全国的に定番化している鍋ではないものも多く、訪問した機会にはぜひ食べてみたいものばかりです。
「鍋の締めに何をいれるか」という質問では、全体では71.3%の人が「うどん」を締めに入れると回答。
「ごはん」と回答した人が62.2%と続きました。それら以外の回答と25.8ポイント以上もの大差をつけていることから、鍋料理の締めにうどんとごはんをいれる家庭の多さがうかがえる結果となりました。
ともに炭水化物の回答が目立ったこの質問。鍋はお肉や野菜が中心のため、最後にごはんやうどんで締めたくなるようです。余ったスープで作る雑炊なども、鍋のたまらない醍醐味だといえます。
寒くてちょっぴりお料理が面倒という日でも、比較的手軽に準備が完了できて見た目も豪華、さらにおいしいと良いことづくめの鍋料理。この機会に、いままでに挑戦したことのない鍋にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。