2020年の旅をよりお得に楽しむためには「曜日」を重視して見るべし
日本からの予約件数が急増している旅行先
予約件数の伸び率の高い都市を集めた「日本の旅行者に人気上昇中の旅行先トップ5」では、2019年のゴールデンウイークや夏休みの伸び率ランキングでも1位だった韓国の大邱(テグ)が+84%(約1.8倍)と、大幅な伸びを見せました。
2018年10月のチェジュ航空による東京(成田)〜大邱線就航などが貢献しているとみられます。直行便で行きやすくなったことで、ますます客数は増えていくと見られています。
2位にランクインしたロシアのウラジオストクも、昨年版の同レポートに続き人気急上昇の旅行先に登場。2017年のビザ緩和以降、日本から一番近いヨーロッパとして、順調に予約が伸びています。
片道約2時間半で到着でき、ロシアのなかでも比較的治安も良いウラジオストク。ヨーロッパの文化を感じながらロシア料理を堪能することができるなど、ひとつの国で多くの要素を楽しめる都市です。
2020年2月には、日本航空(JAL)が日本の航空会社として初めて東京(成田)〜ウラジオストク線に就航を予定しており、さらに注目を集めることが予想されています。
+70%(約1.7倍)で3位となったのは、APAC全体でも伸び率+45%だったハンガリーの首都・ブダペスト。ドナウの真珠と称される美しい街で、一部は世界文化遺産に登録されています。
ブタペストの街は、ライトアップされたセーチェーニ鎖橋をはじめとする夜の美しさ。さらに、日本人には欠かせない温泉がいたるところにあり、まるでテーマパークのような温泉も。まだまだ知られざる魅力が詰まっている街です。
4位は、日本人旅行者にとって長く定番の旅行先であり続けているグアム。チェジュ航空の大阪(関西)線就航や各社のチャーター便増加などに伴い、利用可能な座席数が増え、再び盛り上がりを見せています。
およそ3時間半で到着することができ、マリンスポーツをはじめとするアクティビティから、グルメやショッピングまで、楽しめる内容に事欠かないグアム。日本人観光客も多いため、過ごしやすい要素がそろっています。
5位のモントリオールでは、2018年6月にエアカナダが日本と同地を結ぶ初の定期便として東京(成田)線を開始したことが、予約増加をけん引したとみられます。
フランス語圏であるモントリオールは「北米のパリ」とも呼ばれ、サーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が誕生した場所としても有名。北米最大級の聖堂があるローマ・カトリック教会の「ノートルダム聖堂」なども見逃せません。
APAC全体を見てみると、ベトナムのフーコック島(前年同期比+360%)やニャチャン(+105%)、フィリピン・ボラカイ島の玄関口であるカリボ(+100%)など、ビーチリゾートを楽しめる旅行先が高い伸び率を見せるなか、香川県の高松が+84%と大きく伸びています。
高松では、国の天然記念物に指定されている溶岩台地・屋島や、「瀬戸内国際芸術祭2019」の会場としても使われ、「桃太郎」物語で桃太郎が渡る鬼の島「鬼ヶ島大洞窟」のある女木島からおよそ1kmで到着でき、現代アートで彩られている男木島など、多くの島が点在。めぐるだけでも楽しめます。
- ・スポット詳細記事
- >>>どこもかしこも鬼だらけ。走って巡る、リアル鬼ヶ島「女木島」(掲載日2019/01/26)