幻想的な天空の城。雲海に浮かぶ、日本のマチュピチュ「竹田城跡」の魅力

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2021/07/15

雲海に出会いたい!おすすめの季節・時間帯は?

image by:Shutterstock.com

山の頂上にある竹田城跡は、四季折々に美しさを堪能できる場所でもあります。

春の桜、秋の紅葉などはその最たるものですが、そこに加えられる雲海はより一層美しさを際立ててくれるもの。「天空の城」を堪能したいのであれば、やはり狙うべきは雲海に浮かぶ姿です。

雲海の正体は周辺を流れる「円山川」から発生する霧です。この霧が発生し、なおかつ竹田城跡を包み込むように見られる条件は以下の4つ。

  • ・昼夜の気温差が大きいこと
  • ・風が少ないこと
  • ・湿度が高いこと
  • ・晴れの日

この条件を満たすことが多い季節は例年9月下旬から12月上旬までの秋。特に前日良く晴れた日であれば気温差が大きくなるため、雲海が発生しやすくなります。

雲海が見られる時間帯は明け方から8〜9時ごろまでの間のみ。早起きをして赴いた方だけが見られる特別な風景という訳ですね。

早朝の竹田城跡を目指すために

雲海を見たい!そのためには事前の準備は必須です。秋の早朝、しかもよく冷え込んだ日が狙い目ですので、準備を怠るとタイムオーバーとなってしまったり、寒さに耐えられない!なんてことも。

万全の状態で目の前に広がる絶景を堪能するためにも、最低でも「懐中電灯」「防寒具」「レインコート」は必須アイテムです。

服装は必ず長袖・長ズボンに歩きやすい靴、手袋、リュック、タオル、折りたたみ傘など登山に必要なものをそろえることをおすすめします。

写真撮影をしたい方は三脚などを持参すると良いでしょう。早朝には同じように雲海を目的としたカメラマンの姿も多く見られますよ。


竹田城跡鑑賞のベストアングルは?

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雲海が出ているときはもちろん、出ていないときでも竹田城跡を最も美しく鑑賞するためのポイントが「天守台横」から「南千畳」を望む場所です。

城を守るために作られた天守台は周囲をしっかりと見渡せる最も高い位置にあるので、竹田城跡だけでなく周辺の山々までが見渡せる絶景ポイント!

雲海の発生時には真っ白ななかに浮かぶ石垣の姿が。出ていないときにも緑に覆われた遺跡が見られるので、ベストアングルといえます。

立雲峡からの眺めもおすすめ!

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竹田城内を堪能した後におすすめなのが、ちょうど向かいにある山「立雲峡」からの眺めです。

直線距離で約2.2km離れた立雲峡には竹田城跡をのぞむ展望スペースが3つあり、写真愛好家の方々で朝早くからにぎわっています。

竹田城跡そのものに登るのももちろん良いのですが、雲海に浮かぶ姿を肉眼で見たい、または撮影をしたいと考えているのなら立雲峡がおすすめです。

こちらも途中まで車で登ることができ、駐車場からは約5分ほどで「第三展望台」に到着できます。比較的歩きやすい山道ですが、最も標高の高い「第一展望台」までは約40分かかるので準備は欠かせません。

なかなか大変な道のりですが、やはり第一展望台からの眺めが最も美しく迫力があります。雲海が出ている日の立雲峡からの眺めはとても幻想的。流れる雲の間から姿を表すと、周囲から歓声が上がります。

日本の天空の城へ出かけよう

雲海が出ていても、出ていなくても素晴らしい景色に出会える「竹田城跡」。CMで流れたり、メディアで取り上げられたりすることが増え一気に人気スポットとなった場所です。

実際に訪れてみると歴史を感じさせる佇まいや、自然の美しさに圧倒されること間違いなし。三密を避け、感染予防策をしっかりと行なった上で、国内の絶景スポットをめぐってみてはいかがでしょうか。

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  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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