秋色に染まる京都。魔除けの力を持つ朱色の「パワースポット」5選

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2022/10/21

日本各地が紅葉に染まる秋は、どこかに出かけたくなる季節ですよね。とくに赤く染まるモミジは、ため息が出るほど美しいもの。実はこの「赤色・朱色」という色は日本の文化と深く関わりのある色です。

日本の伝統色である鮮やかな朱色は、その昔「丹(に)」と呼ばれ、魔除けの力を持つ色だと信じられていました。そのため神社の鳥居や本殿の色によく使われているのです。

この伝統を現代に伝える朱色の建築物は、紅葉の季節に訪れるとより一層美しさが増しています。今回は古都「京都」のなかでも鮮やかで美しく、パワーを感じる建築物に注目してご紹介しましょう。

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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

海外でも大人気の「伏見稲荷大社」

image by:K.Altosaar/Shutterstock.com

朱色の目立つ歴史的建造物、さらに京都といえば真っ先に思い浮かぶのが「伏見稲荷大社」の千本鳥居ではないでしょうか。

数え切れないほどの世界遺産や歴史的に大きな意味を持つ建造物を保有する古都において、長年人気を集めているのが同所。パワースポットとしても知名度が高く、国内外から多くの人が訪れています。

およそ1300年以上前から御鎮座するこのお稲荷さんは、鳥居・本殿ともに鮮やかな朱色。どこまでも続く一万基以上の鳥居は、圧巻の風景として知られています。

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境内にずらりと並ぶ千本鳥居は、願いを込めて奉納されたもの。隙間なく並べられているので、中を歩くと真っ赤なトンネルを歩いているように感じます。

時間をかけてゆっくりと鳥居をくぐれば、なんだか心身ともに浄化された気分に。穢(けが)れをしっかり落として、本殿へと向かいましょう。

  • 伏見稲荷大社
  • 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
  • 公式サイト

朱色の灯篭が並ぶ「貴船神社」

image by:Shutterstock.com

水の神様がお祀りされており、強い縁結びのパワースポットとして知られる「貴船神社」も朱色が目立つ歴史的建造物です。


注目したいのは境内へと続く灯篭。これは「春日灯篭」と呼ばれる作りで、石段の左右に並べられています。灯篭はもともと神道ではなく仏教の文化とされています。

仏様を祀る仏教と、自然に神様の姿を重ねた神道が混じり合い、いつしか神社にも灯篭が奉納されるようになりました。参道は神様の住まわれる本殿への大切な道。魔除けや穢れ避けの意味が、この朱色の灯篭にはこもっているのでしょう。

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数えきれないほど並ぶ鮮やかな朱色の灯篭は、毎日夕暮れから夜8時ごろまで灯りが灯されます。昼間に訪れて美しい灯篭に風情を感じるのも、夜の温かな灯りを見に出かけるのもどちらもおすすめ。

また、期間限定で夜間特別ライトアップ「貴船もみじ灯篭」が開催されます。可能であれば貴船神社近くに一泊し、昼夜両方を楽しみましょう。

  • 貴船神社
  • 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
  • 夜間特別ライトアップ「貴船もみじ灯篭」11月5日(土)〜11月27日(日)
  • 日の入りから20:30まで
  • 公式サイト

忘れられない朱色の「平安神宮」

image by:Shutterstock.com

朱色の歴史的建造物のなかでも、一際鮮やかな朱色を持つのが「平安神宮」です。

広大な敷地を持つ同所は、本殿だけでなく巨大な大鳥居、雅な世界への入口となる応天門、重要な儀式を行う場所だった大極殿授与所に至るまで美しい朱色!青い空との目のさめるようなコントラストが美しい建物ばかりです。

実はそれほど長い歴史を持つ神社ではなく、創建は1895(明治28)年のこと。通常の神社としてではなく、古き良き平安京を伝えていくという目的で創建されたものです。お祀りされているのは京都に住まわれた最後の天皇、孝明天皇。

image by:photoAC

平安京の町並みを再現しようと作られた平安神宮の建築物は、平安京の政庁である朝堂院を模したもの。朱色の社殿の屋根には青みがかった碧瓦(へきがわら)が使われているのも特徴です。色彩豊かな平安京を思いながら散策を楽しみましょう。

  • 平安神宮
  • 京都府京都市左京区岡崎西天王町
  • 公式サイト

平安時代へタイムトリップ「平等院」

image by:Shutterstock.com

平安時代といえば、忘れてはいけないのが「平等院」です。こちらは平安時代に創建されたその姿を今も保ち続けている歴史的建造物。世界遺産にも登録されていますし、10円硬貨にも描かれている日本を代表する建築物です。

2014年に修復が完了し、創建当時の姿が色鮮やかに蘇りました。柱の塗り直しや瓦屋根の修繕などが行われたのですが、可能な限り当時の材料を使ったのだとか。美しい朱色の社殿は、平安時代がいかに雅な時代だったのかを物語っています。

image by:Shutterstock.com

水面に映る朱色の社殿は極楽浄土を表しているのだとか。『源氏物語』が執筆されたり、『古今和歌集』が編さんされたり、絵巻物が生まれたりと美しい文化が発展した平安時代ですが、現代よりも死は身近にあるものでした。

自然災害や疫病に直面した平安の人々は、極楽に強く憧れ、極楽に似せる形でこの平等院が作られたとされています。夢のように美しい世界遺産へぜひ足を運んでみては?

京都最古といわれる「下鴨神社」

image by:beeboys/Shutterstock.com

下鴨神社」こと「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」も京都を代表する朱色の建造物です。秋になると紅葉に囲まれる森を抜けると、その先に現れる朱色の鳥居、そして朱色の楼門。日本の伝統色を思う存分楽しめる場所です。

楼門とは神社の顔ともいうべき建築物のこと。下鴨神社は燃えるような朱色の楼門を持つことで知られています。

下鴨神社の華やかな楼門は東西に長い回廊を持つことでも有名。回廊も朱塗りの華やかな造りで、境内を鮮やかに彩ります。回廊から見る境内もとても美しいですよ。

image by:photoAC

下鴨神社から続く森は「糺の森(ただすのもり)」と呼ばれ、紅葉スポットとしても有名。毎年秋になると赤、オレンジ、黄色に染まった木々が生い茂り、さらに参道に落ちた葉っぱが赤い絨毯のようになります。

「糺の森」の紅葉は、京都で最も遅く色づくといわれているので、少し時期を外した紅葉狩りにも最適です。

  • 賀茂御祖神社(下鴨神社)
  • 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
  • 公式サイト

四季のある日本は、昔からとても色彩豊かな国です。それぞれの色に美しい名前を付け、独自の文化を大切に育んできた昔の人々にとって、魔除けの朱色は特別な色だったに違いありません。

いまなお受け継がれる美しい日本の伝統色を心から楽しめる京都の旅へ、ぜひ出かけてみませんか?心が晴れやかになるような気持ちになるはずですよ。

  • image by:photoAC
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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