知らない海外の街を訪れると、母国との違いに驚くことがあるはず。筆者は過去にアメリカ旅行をしていた際、現地に住む日本人の友人から「夜は絶対にひとりで出歩いてはいけないよ」といわれたことがありました。

個人的には、「コンビニへ行くくらいなら大丈夫では？」と思ったのですが、友人いわくアメリカでは場所によって夜ひとりで歩いていると危ない地域があるのだそう。

そのためもし夜に出かけるときは車で移動するのが基本、もしくは出歩かないと教えてくれました。

そんな日本との違いにカルチャーショックを受けた筆者でしたが、逆にアメリカ出身者は来日してどんな違いに驚いたのでしょうか。

そこで今回は、複数名のアメリカ人に日本を訪れてショックを受けたことについてお話しを伺ってみました。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

日本は、ひとりで夜道を歩けるの？

まずは先ほど冒頭でもご紹介した「夜の治安」について。例えば日本では夜、帰宅する際に駅から自宅までひとりで歩くこともありますよね。しかしアメリカ人によると、夜道をひとりで歩く日本人にカルチャーショックを受けたのだそう。

「アメリカは、日本と比べると治安が悪いです。でも、日本では夜でも女性ひとりで歩けますよね。アメリカでは夜に女性がひとりで歩くのはとても危険です。

もちろん場所によって違うかもしれませんが、危険な路地や通りもあるので、注意を払わないといけません。日中でも気をつけていなければ携帯や財布などが盗まれることも日常的にあります。

なので日本で夜道を歩いている女性を見たときにカルチャーショックを受けました。今でも日本に来るたび、本当に大丈夫？信じられない光景だ…と何度見ても驚きます」（アメリカ出身・30代女性）

「日本に来て驚いたことは、夜間に若い女性がひとりで街中や路地などを平然と歩いていることです。母国のアメリカでは22時以降は大半の女性はひとりで街中や路地などを歩きません。

仮に歩くとしたら必ず男性と一緒に、もしくは家族と一緒に歩きます。女性がひとりで歩くと、犯罪被害に遭う可能性があるため、日本みたいに夜間ひとり平然と歩くのはあり得ません。

なので本当に驚きました。日本が安全な証拠なのかもしれないですね」（アメリカ出身・40代男性）

もちろんアメリカのすべての街が危ないというわけではありませんし、場所によって治安状況は異なります。また、日本でも治安のよくないとされているところはありますし、ひとりで歩かないほうがよいところもありますよね。

日本にいてもアメリカにいても、街の状況を把握した上でトラブルを避けていきたいところです。

コンビニで高額の支払い…大丈夫なの？

また、日本の生活に欠かせない「コンビニ」での店員さんとのやりとりに驚いた人もいました。コンビニといえば、コピー機やATMが併設されており、さらには多種多様な商品を購入できるだけでなく、さまざまな支払いもできる便利な存在です。

しかし、光熱費やチケット代の支払いなど、ものによっては高額なやりとりになってしまうこともありますよね。その様子を見たアメリカ人によると、母国ではありえないと思ってしまったのだそう。

「日本のコンビニは便利だし、いろんな商品があるし、支払いもできるのが羨ましいです。でも1万円以上のチケット代金など、高額な支払いをすることに驚きました。

アメリカではそもそもコンビニで高額なやりとりをしないし、そこまで店員さんを信用できないからです」（アメリカ出身・30代男性）

アメリカのコンビニは日本と少し営業スタイルが異なります。多くの店舗がガソリンスタンドに併設されるかたちになっており、車で訪れることが一般的。車社会といわれるアメリカならではですよね。

また、24時間営業していても、地域によっては治安のよくないエリアにあるため、少々警戒してしまうときがあるのだそう。もちろん地域や店舗によって異なるそうですが、日本のように気軽に入れるというわけではないみたいです。

このように日本を訪れたアメリカ人は、日本人にとって当たり前のことに対して驚いた経験がある様子。もちろん今回ご紹介した内容以外にもいろんなカルチャーショックがあったそうですが、それらを経験して日本のよさを実感したという声も聞こえてきました。

日本にいると当たり前になって気づかないこともありますが、外国人の視点を通してあらためて日本ならではのよさに気がつくこともあるのではないでしょうか。

これからも世界の文化を深掘りしながら、日本の魅力も再発見していきたいですね。

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