「空港ラウンジ」日本と海外でこんなに違う?気をつけたい利用マナーと注意点
文化が異なる中東諸国。ラマダン期間は特に注意
中東の国・地域は、日本や欧米とは文化が異なります。特に、イスラム圏は要注意。
まず、ラウンジにアルコール類が置いていません。イスラム教では飲酒が禁じられているからです。ただ、一部の国・地域ではラウンジは「外国」という位置づけで、市中では一切飲めなかったうっぷんを晴らすべく、ラウンジで飲みまくっている旅行者もいます。
また、豚を使った料理も一切ありません。ラウンジの軽食はすべて「ハラル」です。
ラマダンの時期も注意。イスラム教徒が断食を行う月のことす。ラマダン時期は、夜明けから日没まで一切口にしてはいけないことになっています。
イスラム圏の航空会社や空港のラウンジで日中に飲食物が撤去されることはありませんが、利用者の中にイスラム教徒の方々がいる可能性もあり、その配慮をお忘れなく。
ラウンジのシャワーは人気、真っ先に予約を!
国際線のラウンジで重宝するのが「シャワー」です。深夜発のフライト時には、シャワーをよく利用します。
ラウンジではタオルは基本貸してくれ、シャンプーやコンディショナー、ボディソープなどはあります。歯ブラシセットやカミソリなども受付で申し出ればもらえることも。
ラウンジのランクが上がるにつれ、これらのアメニティ類は充実し、設備も豪快になります。
シャワーの利用は夜が混雑します。1時間、2時間待ちもザラ。ラウンジに着いたら、シャワー利用を真っ先に予約しましょう。利用は15分以内、30分以内などと決められています。時間ルールは厳守です。
ラウンジの撮影はNG? 最初は慎重に利用したい理由は…
空港のラウンジとはあくまで、飛行機に乗る前のひとときを過ごす場所です。仕事をしたり、食事を取ったり、シャワーを浴びたり、その目的は利用者それぞれ異なります。
ある国のラウンジでは、壁に「撮影禁止」と貼ってあったのを見かけました。昨今、YouTubeなどでラウンジを紹介する動画も増えていて、それが度を過ぎると迷惑行為となったのでしょう。
ラウンジが撮影禁止であれば、絶対に撮らないように。たとえ貼っていなくても、その場の空気を読むTPOは大事です。
さらに、ラウンジには、あえて表に出さないような「暗黙のルール」があることも…。初めての場所などは、周りの様子などを慎重にうかがいつつ利用するのも正解といえます。
- image by:EQRoy/Shutterstock.com(成田国際空港のJALサクララウンジ/2017)
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。