暑い!行きたい!水中に沈む、世界の「涼しげ」観光スポット5選

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2022/08/12

水中レストラン/モルディブ

image by:Shutterstock.com

インドの先端・コモリン岬から見て東側に、スリランカのセイロン島、南西に「モルディブ」があります。モルディブとはサンゴ礁の上に築かれた国で、美しい海の写真を旅行雑誌やウェブで見た人も多いのではないでしょうか。

<インド洋上の珊瑚礁から成る共和国。イギリスから1965年独立、68年共和制>(岩波書店『広辞苑』より引用)

国土は、数珠つなぎのネックレスといった感じ。1,000以上も点在する陸地は狭く細かすぎて、首都のマーレすらどこか、縮尺の小さい地図では確認できないほどです。

そんなモルディブの南の方に、ダール環礁と呼ばれるサンゴの島の密集地があります。その島のひとつであるニヤマを丸ごと開発したリゾート地に、「海中レストランSubsix」があります。

もともと、2012年に、水中ナイトクラブを目玉にしてオープンしたリゾート地がニヤマです。2015年には、海中レストランをオープンさせました。

同ホテルのジェネラルマネージャーによれば、酸素ボンベやウエットスーツを装着しなくても「Subsix」ではサンゴ礁を間近に見られるため大人気なのだとか。

ランチタイムはもちろん夜は、パーティー会場にもなります。さまざまな海の中の体験を求めて、日本人の新婚旅行者にも選ばれているみたいですね。

貸し切り海中ホテル/モルディブ

image by:Tyler, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

「モルディブ、海中○○」でいえば、「コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド」もチェックしなければなりません。

インド洋上の南アリ環礁に点在する陸地のひとつ、ランガリ島を観光地化したリゾート島で、モルディブの海中レストランの先駆者といえば、このコンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランドの「Ithaa Undersea restaurant(イター・アンダーシー・レストラン)」でした。

水中リゾートのパイオニアともいえるコンラッドモルディブが、2018年にあらためてオープンした施設が、海中レストランならぬ、1棟貸しの海中レジデンス「The Muraka(ザ・ムラカ)」です。


メインの島から延びた桟橋の突端、ラグーン(浅瀬の砂底ビーチ)につくられた完全プライベートな宿泊施設で、1泊の値段の目安は5万米ドル(約670万円ほど)。サービス料や観光消費税がプラスで発生するので、実際の支払額はさらに大きくなります。

もちろん、海中だけに宿泊空間が用意されるのではなく、海中・水上の2フロアに3つのベッドルームがあり、最大9名まで宿泊可能。

ベッドルーム以外にも、リビング・バーカウンター・デッキテラス・インフィニティプール・フィットネス・シェフなど専用スタッフの待機部屋など、至れり尽くせりの環境です。

しかも、この施設、インテリアデザインを手掛けたクリエーターが日本人のユージ・ヤマザキさん。

東京生まれ、ニューヨーク在住、世界的に活躍する人ですね。1泊の値段が、日本人の平均年収を超えていますが、宝くじに当たるか、仕事で大成功を収めて、一生のうちに連泊を楽しんでみたいですね。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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