【京都の学校給食】漁港が近いから味わえる鮮度抜群のお魚~伊根編~

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2022/01/15

故郷の魅力を人に誇れる、伝えられる、そして故郷を離れたとしても心の支えになる。そういった体験や思い出って、子ども時代にしかできないこともたくさんありますよね。

約17年前「日本一の給食を目指そう!」という取組から始まり、今は、伊根ならではのオンリーワンの給食を通じて伊根町の魅力を次世代に伝える伊根町立伊根小学校を取材!実際に給食を試食してきました! もう、これが絶品で。

伊根町は給食費・教材費・修学旅行費など、義務教育にかかる費用を完全無償化。観光地としても素晴らしいことは皆さんご存じかと思いますが、実は子育て支援も充実しているまちなんですよ。

伊根小学校のある「伊根町」ってどんな町?

京都府の北部、丹後半島に位置する伊根町。伊根の代名詞とも言えるのが舟屋です。全長約5kmの伊根湾の海岸に沿って立ち並ぶ230軒もの美しい舟屋の町並みが有名です。この規模の舟屋が残っているのは日本でも伊根だけ。

伊根湾は湾の入口にある青島が防波堤の役割を果たしているので風の影響を受けにくく、しかも日本海にありながら湾が南を向いているので海がとても穏やか。水際ギリギリのところで舟屋が建ち並ぶのは奇跡の地形だからなんですね。

伊根小の教室からの絶景。美しい海と青島、舟屋が見えました。映画のロケ地にもなりそうなロケーションに感激。

伊根小学校校舎。北側にある山向こうには伊根中学校が。南側はすぐ海。広い運動場には遊具も完備

伊根の舟屋について詳しくはこちらの記事をチェック

もうひとつの京都観光名所「伊根の舟屋」とは?

伊根小学校給食は地産地消を極めた手作りの味

今から17年程前、職員向けの給食研究発表会が行われ、その時に掲げられたスローガンが「日本一おいしい給食でたくましい伊根っ子」でした。


「今はナンバーワンではなくて、伊根ならではのオンリーワンを目指し、地産地消を極めています」と笑顔で語るのは校長の川戸久美子先生。

地産地消の考えを積極的に学校給食に取り入れる動きが全国各地で高まっています。しかし、学校給食では安心安全な食材を人数分、現実的に供給できるしっかりとした体制が重要です。さらには、限られた調理員の人数で調理しないといけません。

「全校児童数が56名という小規模な学校だからこそ、地産地消を極めた手作りの味を給食で提供することができると思います」(校長先生)

ただいまコロナ禍につき給食タイムは黙食で

日本一、漁港から近い小学校!?だから、鮮度抜群の多種多様な魚が食べられる

美しい海と豊かな漁場に恵まれている伊根小。学校のすぐ近くに漁協があるので多種多様な魚が給食メニューに並ぶそう。なんともうらやましい限り!!

「漁協に直接注文して魚を仕入れています。定置網で捕れた旬の魚をすぐさま下処理し、大きな冷蔵庫で保存してくださるので、新鮮な旬の魚を給食で食べることができます。

塩焼き、照り焼き、西京焼き、フライ、天ぷらなど多彩な魚料理に大変身。カマスの天ぷら丼とかイワシのかば焼き丼(写真)など絶品なんですよ。漁協が目と鼻の先にある小学校だからできることかもしれませんね」(校長先生)

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