パパより高い目線になるぞ。子供を背中の後ろに立たせて移動できるアイテム

手をつないだり抱っこしたり、あるいはベビーカーに乗せたり。子どもとお出かけする親子の姿は、実にさまざまです。休日ともなれば、「子どもは父親が見る」なんていう方がいるかもしれません。しかし子どもは、長くお出かけしていると飽きてしまうもの。楽しませながら移動できる手段があれば、子どもとのお出かけはもっと楽しくなるかもしれません。

今回はそんな可能性を秘めた、PIGGYBACK RIDER(ピギーバックライダー)をご紹介します。これは、なんと子どもが立ったままの姿勢で“おんぶ”できるというアイテム。私は4人の子持ちですが、実際にこのPIGGYBACK RIDERを使って三男(3歳)とお出かけしてみました。実体験から得られたメリットや発見を、ぜひご覧ください。

父親より高い視線は別世界!?

今回は次男も連れて、虫取りがてら森へ行ってみました。PIGGYBACK RIDERは背負う側・背負われる側の両方にベルトを装着。背部に設けられた金属の足場に立ち、お互いのベルトを繋いで固定します。そのため安定しており、落下などの心配はありません。

いつもなら見上げるだけの場所も立位でのおんぶなら手が届きます。背負われることで、父親よりも高い視線が得られる。これがとても楽しい様子で、何か見つけてはすぐ「ちょっと止まって」「あれは何?」と声を掛けてきます。

これは、例えばステージイベントなどでもメリットとなるのではないでしょうか。行列に並んで前の席を確保しなくても、この視線なら遠目ながらステージ全体が見られるはず。子たちの大好きな戦隊もののショーや遊園地、あるいはアミューズメントパ−クでのパレードなどでも、これは威力を発揮してくれそうです。もちろん、ただ近所を散歩するだけでも、子どもにとっては新世界に感じられることでしょう。

「ねぇねぇ…」深まる父子のコミュニケーション

子どもの身長によりますが、だいたい頭のすぐ上に子どもの顔があります。そのため、お互いに面と向かっていなくても十分に会話が可能。むしろ小声でも聞こえるくらいです。

「ねぇねぇ、ちょっとあっちに行ってみようよ」

「ねぇねぇ、あれって何かな?」

そういうちょっとした言葉から、自然と父子の会話が生まれるのではないでしょうか。普段あまり同じ目線で会話することのない関係だからこそ、父子にとっては大切な時間なのだと思います。


ふと見上げてみれば、そこには子どもの無邪気な笑顔がある。これは10年以上の子育て経験の中で初めてのことかもしれません。ちょっとしたお出かけから旅行、レジャーまで。PIGGYBACK RIDERは、ただ“歩く”ことにすら新たな楽しみを与えてくれます。

両手が空くから旅やレジャーに最適!

もう一つ、PIGGYBACK RIDERには便利な点がありました。それは両手が空いた状態でおんぶできるということ。例えば買い物して荷物を持ったり飲み物を飲んだり。両手が使えるということは、思いのほか便利です。

さりげなく手を繋いでくる次男。子どもの多いご家庭にとっても、一度に複数の子を見やすいのではないでしょうか。このほか、ベビーカーを押しながらだっておんぶが可能。お母さんの負担も減らしてあげられそうです。

PIGGYBACK RIDERは想像より軽く、そこまで大荷物にはなりません。旅先で「ちょっと子どもが歩くには長いかな、険しいかな」という場所で使うなど、利用シーンは幅広いアイテムではないでしょうか。いつも遊びに訪れる公園だって、視野が変わるだけでいろんな発見があるはず。もちろん父親だけでなく、幼いお子さんならお母さんでもおんぶできます。子どもを“背負って”楽しむ旅に、ぜひ皆さんも出掛けてみてください。

PIGGYBACK RIDER公式ページ

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三男一女の大家族フリーランス。中学〜大学まで陸上競技部に所属(中・高:中・長距離、大学:十種競技)。引退後はコーチとして活動。7年のブランクを経て2011年7月からランニングをスタートし、現在はトライアスロンやウルトラマラソンにも挑戦しています。

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